行雲流水の如くに

夏の参院選は野党の戦い方が勝負の分かれ目ーーランチェスターの「弱者の戦法」をとるべきだ

改元で盛り上がった10連休も終わり、いよいよ夏の参院選に向けて激しい戦いの火蓋が切られる。
自民党に楽勝ムードはあまりないようだ。
11選挙区(前回2016年に敗北した青森、岩手、宮城、山形、福島、新潟、山梨、長野、三重、大分、沖縄)を激戦区と位置付けているが、さらに5選挙区を追加した。(秋田、滋賀、徳島・高知、愛媛、佐賀)
全国32の1人区の半数の16選挙区がテコ入れ必要と判断している。

一方の野党はどうか?
立憲民主党と国民民主党との主導権争いが激化していたが、萩生田自民党幹事長代行がダブル選挙風を吹かしたために、野党でまとまろうという方向に流れが出来つつある。
立憲の枝野代表も柔軟姿勢に変化してきた。
「リーダーとしての役割」に目覚めたのか、各野党との対話に積極的に動き出した。
従来複数区では「ガチで戦う」と宣言していたが、国民と強調する方向にかじを切ったようだ。
あとは共産党とどう折り合いをつけるか、共産党に一方的に候補者を取り下げさすような虫の良い話は無理であろう。
ここも柔軟に対処すべきであろう。

勝ち方には一定のルールがある。
この勝ち方を徹底的に研究して一定の法則を編み出したのが、イギリスの戦略研究家F・W・ランチェスターである。
「弱者の戦法」というものがある。
①広域戦をやめ、局地戦を重視せよ
簡単に言えば勝てる地域に戦力を投入するということだ。

②確率戦の中から一騎打ちの条件を探し出せ
要は野党は一本化してバラバラに戦うなということ。

③接近戦を展開し、遠隔戦を避けよ
相手(自民・公明連合軍)の弱点を見つけそこを徹底的に攻撃する。
公明党と創価学会は一枚岩とは言えなくなっている。創価学会の婦人部のハートに訴える争点を選択すべきだ。
自民党は利益団体との癒着を頼りに(各種業界団体)組織戦を展開しようとしている。無党派層に訴える争点作りをすべきだ。

風だよりでは勝てない。「敵と戦って絶対に勝つ」との信念の下、勝ち方のルールや戦略思想をもって戦うべきなのだ。

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