日本の政治が久しぶりに面白くなってきた。
「面白い」などと言うと不謹慎だと怒られそうだが、今までの在り方が異常だったのだ。
そもそも自民党と公明党は政策が似通っているから連立を組んでいるわけではない。
自民党は票が欲しい。統一教会と組んだのも同じ。
実に節操のない政党なのだ。
一方公明党は宗教政党としての在り方をこっぴどく自民党に叩かれたトラウマがある。
要するに憲法20条の「政教分離」に違反するのではないかという疑いだ。
それでやむなく「平和政党」としての節を曲げて「下駄の雪」になっているわけだ。
公明党を事実上あやっているのは、創価学会の佐藤浩副会長と言われている。
今まで菅義偉との太いパイプでつながっていたから何とか話が通じた。
しかし岸田・麻生・茂木・萩生田は根っから学会が嫌いのようだ。
パイプがつまれば流れがスムーズに行かなくなるは必定。
そこで、自民党には公明党とうまくいかなければ維新と組むという下心がある。
おそらく次回総選挙までなんだかんだ言いながら連立は維持するだろう。
そのほうが当面双方にメリットがある。
大きく動くのは総選挙の結果が判明した後だろう。
それまでは、ああだこうだと組み合わせを考えてもしょうがない。
それぞれの政党が自力でどこまで戦えるか、真の力が試されるだろう。