第二次岸田政権発足時、副大臣や政務官に女性が一人もいなかった。
その理由として「適材適所で選んだ結果」だとして岸田首相は開き直った。
ところがその適材適所からボロボロとほころびが目立ち始めた。
所管するポストと辞任する理由が「ブラックジョーク」ではないかと思うくらい関係が深い。
山田太郎文部科学大臣政務官は、妻以外の女性と不適切な関係を持ったとして辞任した。
山田氏は昨年の参院選で自民党から出馬して、オタク層を中心に53万票を集めてトップ当選した。
従来の自民党であればこのタイプの人物は入党させない。しかし票になれば何でも良いのだろう。
結果的に痛い目を被ったが、離党はさせないようだ。票が大事ということか?
柿沢未途法務副大臣は、公選法違反で辞職した木村弥生江東区長に「ユーチューブ」での有料広告を勧めたという。
更には江東区議たちにカネを配っていたらしい。
法を無視するような人が法務副大臣とは、開いた口がふさがらない。
神田憲治財務副大臣は、自分が代表の会社の固定資産税を4回滞納し差し押さえを受けていたという。
野党側は「徴税をつかさどる財務副大臣が税金を滞納したことは問題だ」として辞任を求めた。
しかし本人は、「引き続き職務の遂行に全力を傾注する」と述べて辞任を否定した。
粘っても、もう無理だろう。早く辞任すべし。そのうち納税者が怒りだす。
替え歌を一句
花さそふ嵐の庭の雪ならで 散りゆくものは道義なりけり
嵐の吹き荒れる庭に舞い散る花びらは雪のようだ。その花びらが散るようになんとこの国の道義はすたれたものか。