バイデン大統領が撤退を表明、短期間で民主党は副大統領のカマラ・ハリスを後継に選んだ。
ぎりぎりの選択だったが、民主党支持者はもとより中間層も好意的に受け止めているようだ。
トランプ対ハリスの支持率は拮抗して来た。
このままトランプが戻ってきたときの恐怖が民主党を結束させたのだろう。
どの組織においてもNO2という立場は極めて難しい。
「NO1よりも目立ってはいけない」というのは鉄則。
自分の才能をひけらかしてはならない。
そしてNO1が苦境に陥った時にぴったりと寄り添うこと。
副大統領のカマラ・ハリスはこの法則に従った。
後は自分の人生をかけて大統領選に立ち向かったらよい。
検察官出身のカマラ・ハリスは「トラ退治」が出来るか?
「私たちはどんな国に住みたいのか。自由と思いやり、法の支配がある国か。混乱と恐怖、憎悪の国か」と国民に問いかけた。
カマラの母親はタミル系インド人で乳がん研究者、父親はカリブ海に位置する島国ジャマイカ出身の経済学者で、彼女はまさに多文化的な環境の下に育ったと言えよう。
彼女の名前は、ヒンドゥー教の女神ラクシュミーの別名から取られたもので「蓮の女神」を意味する。
アメリカはもとより世界で「分断と混乱」が渦巻いている。
カマラ・ハリスに向けられた期待は大きいと言えよう。