行雲流水の如くに

世界を変える唯一の思想ーーテクノ・リバタリアン

橘玲による「テクノ・リバタリアン」という本はかなり衝撃的だ。

リバタリアンというのは「自由原理主義者」のことで、道徳的・政治的価値の中で自由を最も重要だと考える。その中で極めて高い論理・数学的知能を持つのがテクノ・リバタリアンで、現代におけるその代表がイーロン・マスクとピーター・ティールだ。

イーロン・マスクは言うまでもない電気自動車のテスラを起業し、ツイッターを買収したことで有名だ。

ピーター・ティールはベンチャー投資家。

この二人に共通するのは、外国生まれのアウトサイダーで、なおかつ数学やコンピューターの天才であることだ。

 

アメリカは混乱の極に見えるが、才能があると見きわめれば受け入れるというアメリカン・ドリームは健在のようだ。

これがアメリカの強さなのであろう。

一方の日本はどうかというと、(橘玲によると)

歴史的に「個人」よりも「世間」が重視されてきた日本では、自己責任によって自由に生きる個人を基礎とした欧米型のリベラリズムは浸透せず、右も左もその多くは共同体主義者だ。

おそらくこの指摘は当たっている。

子供のころから「自分は自由に生きる」などと言えば、頭をこづかれて黙るケースが大部分だろう。

そんなことは「世間」が許さないという言葉で片づけられる。

 

「テクノ・リバタリアン」がますます影響力を持つようになる。

この流れに抵抗すれば日本はますます衰退する。

いたずらに恐れたり嫌悪するのではなく、謙虚に堂々と正面から立ち向かうことが求められている。


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コメント一覧

megii123
kenちゃん、おはようございます。
お話をお聴きして、人生は不思議というか面白いというか、「深い」ということを感じました。
kenちゃんは、基本的には「自由人」ですね。
NO1になるべくして生まれたわけですね。
お母さまが厳しく育てたのもその意味があったのでしょう。

カマラ・ハリスについては今日のブログで書きました。
私もkenちゃんの直感に同感です。
knsw0805
行雲さん、こんにちは。
恥を忍んで書きますが「子供のころから~言葉で片づけられる」の文章には痛切に感じます。というのも私の母は物凄くしつけに厳しかったのです。一人っ子なので甘やかさない、強い子にしたいと言うことからとにかく厳しかったです。そのせいで考えかたまで固くて大学時代の親友が笑うほど硬派でした。ですから私は全共闘へののめりこみが異常だったかも知れません。学部自治会の委員長候補までになったほどでした。幸いにも大学2年生の時大学を3か月休学して社業を助けると言う事態が発生したため避けることができました。「いたずらに恐れたり嫌悪するのではなく~求められている」はもはや避けられない事実だと思いますし、やはり議員の定年制は避けられないと思っています。こうしたことからも私はハリス氏が大統領候補になって良かったと思います。直感で言えば千載一遇のチャンスが開けるのではと思います。
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