自民党の強さのもとは、地方議員の数と自由に使えるカネがふんだんにあることだ。
地方議員は約2400名で立憲民主党の4倍だ。
彼らが地域で毛細血管のように活動している。
ところがこの毛細血管を動かすためにはカネがいるのだ。
カネという血液だ。
パーティ券裏金と言われるものや政策活動費などのかなりの部分が使われているのだろう。
二階元幹事長が5年間で50億円、茂木幹事長は2年間で20億円。
領収書のいらないカネだという。使途が不明なら脱税だ。国税庁は動くべきだ。
個人の通帳で保管していた議員や机の中に保管していた議員などはアウトだろう。
今回の裏金騒動で企業・団体献金の廃止や政策活動費の廃止が法制化されれば自民党の外堀は埋まる。
昨日の衆院予算委員会で岸田首相はのらりくらりと逃げ回っている。
この部分はなんとしても「抜け道」を作っておきたいのだ。
安倍派5人衆は逃げ切ったと思っているようだが、それを許してはならない。
萩生田光一前政調会長は、さっそく萩生田派旗揚げに向けて動いているという。
なんという鉄面皮だろう。
萩生田光一は次に金額が多いのにだ。
池田佳孝、大野泰正、谷川弥一は罪に問われた。
次の衆院選では「無派閥」で戦って有権者の怒りをやり過ごし、ほとぼりが冷めたころを見計らって新グループを作るのだろう。
何とも懲りない面々である。
「神は長い間じっと待っておられるが最後にはむちをうたれる」