縄文人は日本列島全域に住んでいた。
その縄文人の形質やDNAに最も近いのがアイヌ人だ。
縄文人と大陸から渡来してきた東アジア人が混血して生まれたのが弥生人。
ここから考えられるのは、アイヌ人は先住民族と考えるよりも日本民族の基層をなしていると考えるべきではなかろうか。
形質人類学者の百々幸雄氏は、
アイヌと縄文人は「出アフリカ」を果たした現生人類が、ヨーロッパ人とアジア人に分化する以前の状態を保っているのではないか。
この説は興味深い。アイヌの人々の中には、ヨーロッパ人的と感じられる人々が多いのもこの説を裏付ける。
クロマニヨン人の特徴を受け継いでいるのかもしれない。
薔薇
縄文時代には、社会の階層化、集団間の戦争は見られない。
芸術性も豊かだ。土偶に見られる素朴な感性は素晴らしい。
近代は豊かな社会を築いたと言われているが、心は逆に貧しくなっていないか?
ポインセチア