行雲流水の如くに

この世はやはり「性悪説」で見ていたほうが良いのか?

「性悪説」を唱えたのは紀元前4世紀ごろの思想家荀子である。

人間の性を「悪」すなわち利己的存在と認め、君子は本性を「偽」とし、後天的努力によって修正し善へと向かい統治者となるべき、と説いた。

このところのプーチンによるウクライナ侵攻やハマスとイスラエルの泥沼の戦闘を見ていると人間の性は「悪」と思いたくなる。

アメリカを見ていてもトランプなどは「荀子」の信奉者を思わせるが、彼は君子になろうという気がなさそうだから救いようがない。

中国の習近平は「荀子」に深く傾倒しているという。

文化大革命で陝西省に下方された際に全巻を読破したと言われている。

 

KGB(ロシアの諜報組織)出身のプーチンは、もちろん「性悪説」の信奉者で、君子などは眼中になく皇帝になることだ。

アメリカにも悪名高きCIAがある。ところがあまり知られていないが全米民主主義基金(NED)という組織があって、「他国の民主主義を支援する」という名目で第二のCIA的な活動を行っているようだ。

日本人は真面目だから大分部の国民は「性善説」を信じている。

逆に言うと「情報操作」されると耐性がないからすぐ信じ込む。

「ここだけの情報」などと言われたら、疑ってかかることも必要だ。

「性悪説」を信じる指導者が世界に多くなってきたという事実を頭の中に入れておく必要があるようだ。


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