歴史上、「可愛げのある人間」という評価を得て天下人になったのは豊臣秀吉だろう。
実績を上げるということは大事だが、どこか「可愛気」がないと、頭を叩かれるか足を引っ張られる。
もっともこの「可愛げ」は持って生まれた性分に因るから、努力して得られるものでもないようだ。
薔薇(マチルダ)
可愛げのあるバラと言えば、このマチルダを筆頭にあげたい。
一方「律儀」を貫いて天下人になったのは徳川家康だろうか。
狸おやじなどと評されているが家康の最大の長所は「律儀」だろう。
「嘘をつかない」とか「約束を守る」こと。
「律儀」は努力して身に着けることが出来る。
これが身につかない宰相がいたようだが。
薔薇(ディスタント・ドラムス)
「外見の良い人は、善い人だ」という「無意識の仮定」があるようだ。
外見の良い人でも悪さをする人はたくさんいる。
テレビのコマーシャルに出てくる美男、美女は、我々の持っている「無意識の仮定」を利用しているのだろう。
その中でも「可愛げのある人」が有利だ。
薔薇(クイーンオブスウェーデン)