岸田政権は国会での討論もそこそこに月内には解散総選挙を行う。
コロナ過がおさまりつつあるし、新内閣のボロが出る前に「奇襲作戦」で解散総選挙を行うのだという。
堂々の横綱相撲を取る余裕はなさそうだ。
富士川の決戦で、一斉に飛び立つ水鳥の羽音に仰天し「それ源氏の夜襲」とばかりに敗走した平家軍7万余騎見たいなものだ。
とりあえず新内閣の顔ぶれは決まったが、大部分見たことも聞いたこともない人たちでどう判断してよいか戸惑う。
電車の宙づり広告みたいなもので、実際の中身は想像するしかない。
(叩けばほこりが出る人も多そうだ)
有権者としては「安倍・菅政治の10年間」がどうだったかで判断すべきだ。
岸田首相は「新自由主義」からの脱却を主張している。
しかし自民党自体が特定の利権団体とがっちりスクラムを組んでいるから「分配政策」などできるはずもない。
また保守本流の穏健なハト派路線を採りたいようだが、安倍・麻生が裏で糸を引く限り右に右にと引っ張られる。
結局本音で分配政策を主張している野党勢による政権交代を待たなければならないだろう。