行雲流水の如くに

日本の構造的な問題を岸田政権では救えない

岸田政権は国会での討論もそこそこに月内には解散総選挙を行う。

コロナ過がおさまりつつあるし、新内閣のボロが出る前に「奇襲作戦」で解散総選挙を行うのだという。

堂々の横綱相撲を取る余裕はなさそうだ。

富士川の決戦で、一斉に飛び立つ水鳥の羽音に仰天し「それ源氏の夜襲」とばかりに敗走した平家軍7万余騎見たいなものだ。

 

とりあえず新内閣の顔ぶれは決まったが、大部分見たことも聞いたこともない人たちでどう判断してよいか戸惑う。

電車の宙づり広告みたいなもので、実際の中身は想像するしかない。

(叩けばほこりが出る人も多そうだ)

有権者としては「安倍・菅政治の10年間」がどうだったかで判断すべきだ。

 

岸田首相は「新自由主義」からの脱却を主張している。

しかし自民党自体が特定の利権団体とがっちりスクラムを組んでいるから「分配政策」などできるはずもない。

また保守本流の穏健なハト派路線を採りたいようだが、安倍・麻生が裏で糸を引く限り右に右にと引っ張られる。

結局本音で分配政策を主張している野党勢による政権交代を待たなければならないだろう。


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コメント一覧

megii123
文化系さん
私も安倍・菅に比べたら人物、識見とも大分上だと思います。
しかし今の状況では目の前の衆院選、そして来年夏の参院選を乗り切れるかどうか?
さらには安倍・麻生・甘利に包囲されて本当に独り立ちできるかどうか?
ハードルが極めて高いですね。
分配のための原資として、内部留保をため込んでいる大企業への法人税増税に切り込むのは、政権交代しなければ無理ではないかと考えています。
文科系
 僕はこの記事よりは岸田に多少の期待を寄せています。猛烈に利己的な米の保護主義への転換を横目で見つつ、新自由主義への反省が世界的に始まっているのだし。会社のシャドウバンクなどは慎んで「分配」が進まなければ、どうしようもないのだし。安倍、麻生でさえ叫び続けていた「儲かっているのに給料を上げない会社は守銭奴だ」(無力な「官製春闘」とさえ呼ばれていたものです)について、岸田が何をするかを観ているつもりです。
 でも基本的には金融規制が始まらないと何も進まないはずだ。本当は、国連の出番なのでしょう。
 
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