物価高騰の主要因は石油価格の上昇によるものだ。
しかし最近は「円安放置政策」による影響が大きい。
円安は年初に比べて約2割ほど進んでいる。
このところ日本は貿易赤字国になってきているからダメージは大きい。
ストレートに国民生活が脅かされているわけだ。
なぜ円安が進んでいるか?
政府も日銀も「アベノミクス」というもはや副作用ばかりがきついワクチン?を打ち続けているからだ。
日本だけが「メンツにとらわれて」異次元緩和を続けている。
BSTBS「報道1930」より
最近ではイギリスのヘッジファンド「ブルーベイ・アセット・マネージメント」に狙われて国債の空売りに見舞われた。
日銀は必至の買い支え(約15兆円)で応じたようだが何とも情けない状態だ。
日本の国債の50%は日銀が保有することになった。
自分の家計や会社の経営では、絶対に返すことが出来ない借金を重ねるだろうか?
ところが国の借金はいくらしてもかまわないと主張する。
極めて無責任な主張が政府与党から出てくることに危惧を覚える。
「アベノミクス」は10年近く続くが、弥縫に弥縫を重ねた政策でもはやほころびだらけ。
日本はこのことに早く気が付いて「真面目に立ち直る」必要がある。