お互いが相手側が約束を破ったと非難している。今の段階でどちらに非があるのかは不透明だ。
米国は、中国からの輸入品2000億ドル(約22兆円)分への関税を10%から25%に引き上げる。
当然中国も対抗措置をとるだろう。
トランプ大統領はいつものように拳を振り上げてマント狒々(ヒヒ)のように咆哮しているが、一方の中国は比較的おとなしい。
中国高官の言として、
「中国はもちろん合意に至りたいと思っているが、米国はもっと合意に至りたいと切望している。しかし米国がもし関税衝突のゴングをどうしても鳴らすというのなら、中国は徹底してお付き合いしましょう。貿易戦争などしたくないが、しかし貿易戦にに入ることを中国は少しも怖がっていないし、戦わなければならない時もある。中国のこの姿勢は一貫して変わっていない」
この戦いの帰趨はどうなるか?だれも予測がつかないだろう。
それはトランプ大統領が予測不能だからだ。
一つだけはっきりしているのは「誰にとっても得にはならない」ということだ。
もちろん米国の消費者も打撃を受ける。
日本はどうするか?
不健全な対米従属の道をさらに一層進もうとするのか?
首脳同士の「蜜月」を強調しているが、一方的な従属を「蜜月とは言うまい。
「一方的にたたかれる中国」という見方も木を見て森を見ないたぐいだ。
中国は、しぶとくいろいろ手を打っている。
「一帯一路」の推進、アフリカ54か国への親交、BRICS+22か国との協調などだ。
中国が最も恐れているのは「包囲されること」だ。
その点で言えば日本には何かと柔軟な姿勢を示すだろう。
しかし油断はできない。隙を見せれば殴り掛かってくる熊のような存在だ。
日本が進むべき道は「覇道の道」ではない。
国際協調を第一とする「王道の道」だ。
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Unknown
紅孔雀
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