新聞の片隅に「首相動静」という欄がある。
日曜日(22日)に富士見町教会でクリスマス礼拝に参加、という記事があった。
クリスチャンの政治家は、原敬、片山哲、吉田茂、大平正芳、麻生太郎、そして石破茂が加わった。
(石破茂はプロテスタントのカルヴァン派)
仏教が主流の日本でこれだけクリスチャンの首相が輩出するというのは意外であった。
アメリカのトランプ大統領もプロテスタントの長老派だったが、最近では無宗派のキリスト教徒と称している。
この辺はかなり政治的なにおいがする。
アメリカではプロテスタントでも福音派(保守派で聖書を絶対視する、信者は約1億人と言われている)が最大勢力だから。
来月、トランプ、石破会談が行われる。
同じクリスチャンでプロテスタントというのは共通の話題になるだろう。
公明党が政権入りして以来、政治と宗教の関係を論じるのはタブー視されるようになった。
明らかにこの関係は自民と公明の打算の産物だが、公明のバックには創価学会がいるというのが見え見えだったからだ。
その無節操な打算が統一教会とも結びついたのだが、相手のほうが一枚上手だった。
安倍元首相は、まさか統一教会の理念に共鳴したわけではあるまい。
いまだに自民党の内部に巣くっていると思われるが、徹底した清算が必要だ。
自民党の憲法改正案には、憲法20条の政教分離を緩めるとも思える字句が入っている。要注意だ。