国民が政治を嘲笑しているあいだは嘲笑に値する政治しか行われない。 松下幸之助
自民・公明が少数与党に転落した。
金まみれの腐敗した政治に国民がNOを突き付けたわけでまさに自業自得。
この様子を見た野党がこれ幸いと自党に有利なカードを突き付けている。
しかし国益を考えたバランスの良いものでなければ混乱を招くだけだ。
政治は妥協の芸術である。
最近この言葉をプーチンが使ったようだが「盗人猛々しい」とはこのことだろう。
ドイツの首相だったメルケルの言葉に含蓄がある。
妥協は馬鹿にされるところもある。それはもろいものだ。しかし、妥協する姿勢をもたなければ、私たちは交渉能力を失う。
もうたくさんという投げやりな態度は、私の手法ではありません。
協議し、熟考し、そして決断する、が私の原則です。
どうだろう、ここには大人の政治家の心意気が現れている。
最近、某政党の代表代行が10分ほどで「馬鹿にするな」と席を立ったという。
なんとも稚拙である。
衰えたりといえども自民党という「秦帝国」は侮りがたい。
「合従」もせずに一国だけが飛び跳ねると各個撃破の「連衡」策にやられてしまうのだ。