《 空想から科学へ 》 奧菜主義革命~ 革命的奥菜主義者同盟非公然ブログ

奥菜恵さんは、精神と肉体の両方から無駄なものをすべて削ぎ落とし、必死に舞台に立っていた

入って来んなよぉ」「あっ、なずな?俺、典道だけどさぁ、あの、ちっと、ヤボ用できちゃってさあ、いや、

2006年11月20日 23時26分55秒 | Weblog
まずは、11月19日大千秋楽の朝の
神様のサービスは

タイヤ4本懸賞で当てる、

ではなく、こちらの画像。

知る人ぞ知る、今は無きファンクラブ『meg now』の
会報用ホルダーですね。

わたしの技術では、1頁に1枚しか画像が貼れないので、
公開が1日遅れました。



続いて、『ペテン師と詐欺師』総括

【総括】という言葉は我々の業界では大変に
おどろおどろしい意味を持つのですが、
ここではごく一般的な意味で用いていますので、ご安心を。

劇場外ではいろいろありましたが、


劇場内の出来事で、最も思い出深いのは、
11月18日マチネでの、奥菜恵さんのアドリブ、

「その変な顔もするの?」

ですね。ベンソン軍曹の「バズ、って呼んで」
に対する答えの中で飛び出したアドリブです。

(市村さんがものすご~く変な顔をして
 「バズ、って呼んで」
 というセリフを言ったんですよ。
 それでこのアドリブが出たんです)

奥菜さんは、クリスティーンを完全に自分のもにすることが出来たんだなぁ、そう実感できたあの瞬間のことは、生涯忘れられないでしょう。

ぼくはクリスティーン・フィーバーに罹ってしまいました。奥菜さん以外のクリスティーンを受け入れられない体質になってしまったんです。Dr.エミール・シュフ・ハウゼン!

クリスティーン、I love you!



「楽しかったわ、お二人さん…」
ジャッカルとしての正体を現した後、
客席を奥菜さんが駆けぬけるシーン。
1回だけだったけれど、あの通路脇の席が取れた幸運にも
大きな感謝を捧げたい。
(仕事が長引いて、2幕だけの観劇となった日のことでした。)



ドラマ、映画の仕事も多いからか、
奥菜さんが、誰も見ないだろうと思われるような舞台端でも、
無駄に細かい演技をしているのを見るのが楽しかった。

(映像メディアでは、映っている以上、
 何かしていないと不自然になっちゃうじゃないですか)

鹿賀さん、市村さん、愛華さんのファンを合計すると、
98%には達するというあの劇場内で、
たとえば鹿賀さんが唱っている最中に、奥菜さんが
舞台端でどんな演技しようと、
あるいは、何もしていなかろうと、
3人ぐらいしか見ていないんです。おそらく。

古田新太さんなら、きっちり休むところなのに、

無いセリフをしゃべっているように見せたり、
ころころと表情を変えたりしている。

そういう奥菜さんを観ていると、
本当に幸せな気分になれた。

いちばん好きだったのは駅の別れのシーンで、
花売りの娘から花を買うシーン。

鹿賀さんの歌が結構長いから、
花売りの娘とずっとお芝居を続けているの。

ところで、どうです?
あのとき、あなたは鹿賀さんと奥菜さんのどっちを
ご覧になっていましたか?

でもね、こまごまと何かずっと続けるんですよ。
奥菜恵さんという女優は。
根っからの女優なんだよなぁ、とそう思う。

わたしがそう思っても、かまわないでしょ。
(上記のシーンに出てくるセリフですからね)

野球の試合中、マウンドに行ったコーチが投手に
何を言っているのか知りたがる人がいますが、
わたしはその人の863倍も、
クリスティーンと花売り娘の会話の内容が知りたい。


総括は明日も続く。