《 空想から科学へ 》 奧菜主義革命~ 革命的奥菜主義者同盟非公然ブログ

奥菜恵さんは、精神と肉体の両方から無駄なものをすべて削ぎ落とし、必死に舞台に立っていた

若冲が復興支援のために仙台に来てくれました

2013年04月14日 07時47分29秒 | Weblog


伊藤若冲の作品を中心とする「プライスコレクション」が仙台博物館に来てくれた、
ということを聞いていたので、
昨日、やっと機会を設けて、鑑賞してまいりました。

すばらしかったです。

観て、素直に感動できる作品だから子供にも大勢見てもらいたいという、
プライス夫妻の願いが、
作品解説のプレートに熱くこもっていました。

わかりやすく、観やすい、いい特別展でした。
「花も木も動物もみんな生きている」(鳥獣花木図屏風)はガラス越しではなく鑑賞することができます。
プライス氏が始めて購入した若冲作品も展示されています。
気持ちのこもった展覧会です。

一般800円という廉価の入場料はビックリです。
申し訳ないくらいに安い。
有名企業系列の美術館だったら1200円~1500円は確実、
という充実した内容ですから。
「東日本大震災復興支援」という看板に偽りなし、という心意気を感じさせます。

しかも高校生以下は“無料”です。
もう一度いいます。高校生以下は“無料”です。
プライス氏および主催者が、
若い世代に震災を理由とする「文化教養面での断層」を残すまい、
と考えている証でありましょう。

若い世代のみなさん、どうかたくましく心を成長させてください。
弊同盟も微力ながら力になろうと思います。


ただ、タクシーの運転手に「伊藤若冲の特別展に行きたい」と伝えたところ、宮城美術館に連れて行かれてしまったのが、残念。
地元にもっと浸透してほしい。こういういい展覧会ですから。