うれし涙を見るために・・・芽育学院

みんなの《うれし涙》を見るために・・学院長がソウルする!
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  《うれし涙》家族で流す。

良い先入観

2023-10-13 21:32:44 | 講師から
最近朝晩が急に冷え込むようになり、秋の訪れをひしひしと感じます。



十五夜もこないだありましたね。



きれいなまんまるお月様を見ることができました。



さて、最近興味深かった話をしようかと思います。



大学の薬理学の授業でのこと、



新薬開発の道のりについて学んだのですが



その中で「プラセボ」という言葉が出てきました。



みなさんはご存じですか?



プラセボというのは、”偽薬”とも呼ばれ、



見た目や味は薬と同じで、薬効成分を含まないものになります。



つまり、治験の際、本物の新薬を与える人もいれば、



全く効果のない、でも見た目は新薬とそっくりな薬、を与える人もいるというわけです。



なぜこんなことをするのかというと、、、



投与された人(被験者)は、先入観によって、疾患の症状などが左右される場合があるからです。



なので、新薬の効果を科学的に判断するには、



臨床試験で被験者に偽薬を服用してもらい、効果の有無や副作用の程度を確かめる必要がある、ということだそうです。



薬だと言われれば、飲むと良くなると信じ込み、



なぜか効いてるような気がする、元気になる、ということはすごく分かる気がします。



まさに「病は気から」ということわざのように。



日本で新薬が承認されるまでに何年、それどころか何十年もかかるということは知っていたのですが、



臨床試験のときに偽物の薬を用意することは初耳だったので、驚きました。



薬理学。難しくて全く理解できないこともいっぱいありますが、



面白いなあとも感じるようになりました。



以上、最近私が興味深いなと感じた話でした。



下田校の薮田でした。

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