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小学校で模試へ出る算数を教えない驚きの理由

2016年12月11日 07時12分05秒 | タイで子育て
最近は「タイで子育て」カテゴリが多いので、別の記事を準備していたのだが、妻が驚く話を聞いて来たので紹介したい。

今年も政府系団体の理科と数学の試験ナナチャートの申し込み時期になったが、娘の小学校に何も動きが無く、算数の教科主任の先生から呼ばれて妻が学校へ。話を伺うと、運動会やクリスマスで忙しくて、ナナチャートへは学校から参加しないのが校長の意向らしい。受験させても特に算数は解けるのが一部の生徒であり、学校の成績は良いのに何で解けないと親から苦情が出るのも理由の一つかも知れないが、ソソボト試験と並んで参加校が一番多い試験へ参加しないとは驚き。事務側は申込書類が学校へ届かないと言ってるらしいが、校内のどこかで止めてあるのだろう。娘が入学してから校長が2回替わったが、替わる度に劣化が酷くなっている。学校を管理する上部組織へ苦情を入れた父兄が居られるらしいが、どうなるやら。

ナナチャート試験は3割以上得点出来れば賞状が貰え、それが中学のギフテッドコースの受験資格になったりするので、受験させたい児童が居ると算数の教科主任の先生が言われ、妻がアヌバンウドン校から申込書を貰って来ることに。6年の理科の先生も寄って来て、うちの子も受験させたいと言われるので、それも。全く呆れた学校だが、教育熱心な家の子供が通う一部の人気校を除けば、そんな物かもしれない。

既に何度も記事にしたので読者の皆様は御存知だろうが、公的機関が主催の試験でも、タイの算数の試験は難問揃い。公立校なら国の学習指導要領へ沿っても仕方ないが、私立なら少しは学校で教えたらどうかと娘の学校の算数の教科主任へ話してみると、教えられるならもう教えてる。教えられない先生ばかりだから出来ないと言われたそうだ。難しいと言っても小学生向けだから高校レベルくらいまでだが、小学校の先生がそれを教えられないとは驚いた。

そういえば2年前になるが、こんなニュースがあった。
「タイの学校の新人教師をテストしたら、80.39%がタイの地図を正確に描けず、82.35%が簡単な方程式を解けず、95.12%が「もしお金があったら新しい家を買いたい」の簡単な英訳できず」日本語のネタ元はザビエル小太郎さん
このニュースを読んだ時は大袈裟に書いているくらいにしか思ってなかったが、事実なのだろう。途上国がいつまでも途上国であり続ける原因はこの辺りかも知れない。何とも悲しい現実だ。


さて話は変わって、10日土曜はプラテープ殿下主催の算数のテストがあり、娘も参加。一番になると優勝カップを殿下から直接頂けるそうだ。
問題用紙を持ち帰ったので中を見ると

x2-y2=61 の時の x2+y2の値を求めなさい。

タイヤイさんへ教えて頂いた2つの数字の二乗の値の差の問題が早速出た♪
娘へしっかり教えたので解けたかと思えば、分らなかったとか。ん~残念!もう一回教えよう。
読者の皆様も時間が有れば解いてみて欲しい。
コメントで解答を頂ければ、後日記事にしたい。

タイの小学生向け算数ギフテッド問題の記事へのリンク→#中1入試ギフ

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