走れ?コータロー

東京の多摩川沿いから。
   趣味と家族で徒然なるまま。

竿の修理完了 

2022-09-01 19:15:51 | 釣りあれこれ
先日の釣行で折ってしまったFunetatsuライトゲーム73-195ML。
その後1週間で修理に使う部材が揃ったので、修理しました。
まずはこのロッド、中古で4,000円程度で入手したものだという点は明記しておきましょう。
 ※現時点では使用レポはないので、次回釣行でポキンしちゃったら報告します
 ※実際の修理の方法は、全てWEBを参考にしているので特段書きません

新規で調達した部材
ノギス(破損箇所の内径と外径を計測) 約500円。

印籠継ぎの芯材、素材はカーボンソリッド。これがないと始まりません。
欲しかったのは直径3mm。中空は見つからなかったのですが、1mmくらい削る事考えるとソリッドで正解だったのかも。

ところが、右の20cmはフリマで購入。直径3mmでいけるはずだったのが、届いたら0.1mmほど足りなかった。(これは誤差を考慮しなかった自分のミス)
なので結局Amazonで誤差も考えて4.0mmの芯材を購入。(5本入り・・・)
フリマで700円+Amazonで約1500円。これだけで、2200円。

接着箇所の圧着だったり、コーティングの際に使用するのは紙製のテープじゃだめらしい。
という事で、近所のホムセン(カインズホーム)で探すも見つからず、ネットで購入。本体約280円+送料550円。送料はしょうがない、とはいえ計830円。

仕上げのスレッド巻きの上にエポキシコーティングする際に、持っている100均エポキシは粘度がありすぎるので、この子を使って粘度を下げる。
280円也。
※まずもって推奨されてない方法ですが、やってる人もいるし。自分の竿、自己責任で失敗しても経験値は上がるわな。

エポキシ接着剤と溶剤を混ぜるときに使用。DIYの味方DAISOにて。
正式な商品を探すならミックスドカップって言うらしい。

コーティング塗るときに使用。平筆あったの結構レアだったっぽい。毛先はポリブチレンテフタレート(PBT)。動物性の豚毛とかは抜けちゃうから、化学繊維が良いんだそうです。これも購入できてラッキーでした。

溶剤を使う際に、スポイト使用するので。Amazonで90円くらい。
小さいスポイトです。

これは所有してた100均のエポキシ接着剤。
混ぜ棒はアイスの棒。楊枝は竿の中に塗りこむ際に使用。

10分硬化タイプだと思われ、この手の速乾は竿の修理では推奨されていません。硬化時間が長い方が、接着力も強く粘り(?)もあるらしい。短いタイプだとクラックが出やすいとか、なんとかかんとか。

前から所有していた補修糸。

購入したのは、このくらい。あとは所有していたものとして、100均で買った短い棒ヤスリ3点セット、紙ヤスリ、芯材切断するノコとか。
で、結局4,000円位かかってます。4,000円の竿を修理するのに(笑)。
いいんです、こういうのは経験値と思い出込みでプライスレスです。

すこし、修理工程を。
とにかく、この芯材の削りだしが一番疲れる。今回は1mm程度削ったのですが、クルクル指を使って回す作業。指の力も必要だし、マメになってしまいました。

芯材を入れて、接着し上からマスキングテープで圧着しているところ。
折れた部分が若干ササクレ(繊維状に割れている)だったので、しっかり圧着。芯材の入れ方なんですが、芯材に対して、上と下から竿を差すやり方が普通だと思うんですけど、今回自分はパッド側の竿尻から芯材を押し込んで上に持っていきました。正解かどうかは知りませんが、先に行くにつれて細くなるのに、なんで上から入れんのか?と思ったので。

これは、接着が完了後にスレッド巻きをして、コーティング後の圧着。
別にやらなくても良かった気もしますが。

で、完成。修理した箇所。

乾燥工程含めても、4時間くらいでやっつけたので完成度はアテになりません。

40号ビシでシャクっても、いたって普通。
陸でやっているので、実際には感度とか変わっているとは思いますが、なんとかなりそうです。

次回釣行は9月後半。予備竿もって出撃ですね!

■後日談■
9月25日の釣行にて、アジがダブルでかかった瞬間にスレッドで補強した部分よりパッドよりで縦の裂け目。直す段階で、割けていたのは気づいていたのですが補強すれば大丈夫と思ってましたが、思ったより裂け目が長かったようです。竿が短くなることは覚悟のうえで、裂け目のない部分までカットして再度修復にチャレンジします。
また、ロッド切断の際は、ノコギリよりもヤスリの方が良いかもしれません。よほど目の細かい糸ノコでない限り、切断時に裂け目が出ちゃう気がします。

 寸法によって10本入り 5本入り 1本入り と構成が変わりますので要注意