ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

4月13日(木) 「ノートルダムの鐘」

2017-04-17 00:03:09 | 劇団四季
初めての田中カジモド。







彰孝さん、歌がすごくうまい。
とてもよく伸びる素敵な声だ。
ただ、なんというか最初っから日差しの中にいる感じがする。
才気煥発、堂々としている。

まったくの個人的な好みだが、私は達郎さんのカジモドが好きだ。
フィーバスとカジモドの、このやり取り好きなんだよね。

「ろくにしゃべれないくせに」
「そっちこそろくに歩けないよね」

あれは発音障害があるからこそ生きるし、フィーバスがカジモドの障害を差別も重視もしていないという表現でもある。
初めて観た時は、えっ、ここまでやっていいの? というほどの障害の表現にびっくりしたけど、あのリアルさがあるから不憫だったり、石像たちの気持ちがわかったり、ぼくはとても強いんですという所に恐怖を感じたりできる。
徹底して障害者を表現しているところに、潔さと覚悟みたいなものを感じるのだ。
自分を卑小な存在だと感じているし、自分の顔を人前に晒すことに対するおびえもある。

どことなく:Dのヒデトモに似てるから、よけい可愛い。

また観たいなぁ。

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