早めに手を打ったおかげで、
怪しかったノドの調子はだいぶいい。
夫と、母と、
娘の学校の文化祭で、演劇部の公演を観る。
娘は今年は出演していないが、
夏休みをほぼ毎日、鬼の演出に費やしていた。
客席を埋めるためにも行ってやらねばならぬ。
今年の作品は黒羽英二・作「エレベーター」。
脚本が難しい。
すべて会話だけで構成される芝居だ。
出演者は4人いるが、
ほぼ男女2人だけの会話で進んで行く。
いい脚本なのだが、
これをやるには、役者の力量が著しく不足している。
死体運搬人役のラウルは、
きちんと通るいい声をしている。
いつもジェイライブに一緒に行く車掌くんは、
担架で運ばれる死体っぷりが絶品だった。
だらんと垂れた右手が、とてもよかった。
車掌くんは、
舞台のほとんどを会話で進める男の役もやっている。
大健闘していたが、途中、やや息切れした様子。
妙なアクセントが2ヶ所ほど見られたのは、
東京生まれで東京育ちのくせに、
思い込みにより変なアクセントでしゃべる演出家の、
頑固な指示によるものと思う。
母と別れてから、
鉄分摂取大作戦として、夫と焼き肉屋に行く。
生まれて初めてレバーに挑戦。
ちょこっと噛んでみたら、やっぱりダメだったので、
小さく噛みちぎっては、水で飲み込むのを繰り返し、
やっとのことで、レバー2切れを胃の中に納めた。
コップ4杯分の水が必要だった。
小学校時代の給食を思い出すよ。
2切れじゃ足りなかったかな。
でも、もうこれが限界。
ロースも食べないよりマシだろうと思い、
こちらは積極的に食べた。
退院後、肉を食べたのは初めて。
(動物性蛋白質は、ずっと魚で摂っていた)
血になれ、血になれ。