自由詩人クラブ No.105
奇跡の風
木々の葉が目覚める春
森に寝転べば暗い心に花が咲く
新緑の息吹が身を包み込む
青い空に微笑む太陽を仰ぎ
生命が大地に宿り 生きろ! と叫ぶ
74枚の枯葉は風に揺れるも動けない
自由を求め儚い希望を胸に謳う時
未来の扉が微かに開かれた
どん底の心に小さな夢が芽吹く
突然に新たな風が吹き旅立の時がきた
森の癒しに励まされ勇気をもらう
枯葉は緑の魔法に心を彩り舞い上がる
これが6年前と同じ場所なのか
春風に乗って微睡むとき
今 望みが叶い自由な幸せの詩が心に宿る
奇跡の風!
自由詩人クラブ No.105 奇跡の風
肇・kirihara