
9月24日(日) 21/31℃ 

色香の威力・徒然草
かかりつけ病院 (YCH) の定期検診に出かけた時のこと。

1年に1度のMRI検査。数年前の人間ドックで多少の懸念があり、膵臓周りの検査。


待合室で「徒然草」を読む。有名な700余年前の南北朝・動乱期に書かれた兼好法師のエッセィだがこれが面白い。

「女の色香の威力ー世の人の心」
(徒然草第八段)を読むと、
色欲ほど人間を迷わせるものはない。なんて人間はばかなんだろう・・・と言いながら、「久米の仙人が空中から見た川で裾をたくし上げてあらわになった女の脛をみてその女の色香にクラクラし空中から落下した」という描写が詳しく書かれていて、思わず笑った(失礼‼)

世の人の心惑わすこと、色欲にはしかず。人の心は愚かなるものかな。とその詳細を書く兼好法師の鋭い観察力もまた面白い。
だが「今昔物語」(巻11)にはその久米の仙人はその後、この女と夫婦になったとあるから、自分に正直な元仙人だ🤣

4階にある病院内のチャペル
24時間祈る事が出来る礼拝堂

その時 呼ばれて準備し、MRI検査機の穴の中に入る😵
大きな打刻音はいつも苦手だが、その20数分の間「その後の元仙人の夫婦生活はどうなったのかな?」と思わず心で笑いながら過ごしている内に終わってしまった🤣

遥か前方に大阪・梅田のビル群が林立する

上の階には当時日本初のホスピス棟にこどもホスピス棟があります。
皆さんの心の平安と安らぎを心から祈ります。
(ここはYCH・淀川キリスト教病院です)