4月25日(土) 9/20℃
文通と回想法
(昨日の続き) あの日から学校から帰ると毎日下手な文字で返信を書き続けた。 その返事が来るもまだ初回分が数百通残ってる。 かつて自分が初めて手紙を書いた時、返信の無かった時の惨めさやショックを思い出し、毎日勉強もせず昼夜手紙を書いていた。 お蔭で小遣いや昼食代は切手代に消え腹をすかせた。 今でもその時に力を入れて書いていたのか指マメが残るが、お蔭でバカが書いたような字が少し上達した!?
その内に写真を同封してくる人が増えたので自分も写真を撮り送った。 するとどういう訳か? それからぷっつりと手紙が来ない・・ 会った人もいたがみんなふられた。 やっぱりダックスフンド足とカバ顔ではダメか!? これが次のショックだった。 多感なニキビ高校生は大いに傷ついた。
大学を目指したが、文通に明け暮れ気付いたらもう3年の秋になっていて手遅れだったが何とか大学に入れた。 文通は続いていた。
そんな中から稀に奇特な人がいて? 恋人も出来たりして学生時代は楽しかった。 文通は我が青春に多くの彩を添えてくれた。
あの青春があって今自分の子供、孫、ひ孫らがこの世にいる事を想う。
青春を回想する回想法は認知症予防に効果があるとTVで知った。 回想できる特権を持っているのだから大いに書き、語り、一番なりたくない「認知症」の予防に努めたいものだ。
・文通は渋柿熟す時を待て
・青春の回想法は特権だ
・認知症 青春語り予防する
・子孫ひ孫我が青春の産物だ 頑爺
南公園の散歩道から
南公園内の歌碑から
やわ肌のあつき血汐にふれも見で さびしからずや道を説く君 与謝野晶子