みちのく童話会スタッフブログ

第3回を持ちまして、みちのく童話賞は終了ました。これからはみちのく童話会として、活動をしていきます。

東北ふしぎ物語イラストこぼれ話 その2

2024-09-29 | 日記

童話会スタッフのおしのともこです。

「東北ふしぎ物語」イラストこぼれ話の続きです。

 

「ケサランパサランの冬」千秋つむぎ/作

百歌のまっすぐさ、律の心の揺れ。

純粋な2人に、ドキドキしながら読みました。

捕まえると、飛んでいきそうな

さわると、消えてしまいそうな

不思議な存在のケサランパサラン。

百歌と律に訪れた

奇跡のような、魔法のような時間。

この物語を読んでいる子どもたちの願いも叶いますように。

祈る気持ちで描きました。

 

 

「消えた人々〜三内丸山遺跡」岩崎まさえ/作

一万年以上も続いた縄文時代。

そこにいた人たちは、どんな暮らしだったんだろう。

子どもの頃見たアニメに出てくるような

動物の毛皮の服を着て、マンモスの肉を焚き火であぶり、子だくさん。

そんなイメージは、三内丸山遺跡に行って変わりました。

自然と共生する豊かな暮らし。布を折り、服を作り、木を植える。

知るほど興味が湧いてきます。

公平、千春、連が疑問を持ち、自分達で調べた様に

この本をキッカケに興味を持ってくれたら嬉しいです。

 

 

 

「渡り鳥のサンクチュアリ」野泉マヤ/作

私の実家の近所に「野鳥観察舎」と「鳥獣保護区」があり

子どもの頃はよく遊びに行きました。

望遠鏡で観察したり、鳥の資料を見たり

ケガをした野鳥の小屋もあって、野鳥は身近な存在です。

今住んでいる宮城県でも、近くに白鳥の飛来地があり

多くの白鳥やカモが飛来します。

近くで自然を感じられる豊かな土地に住んでいること、

この自然を守ってくれた祖先に感謝です。

そして私達も豊かな自然を

次の世代に繋いでいくことが必須だと感じています。

 おしのともこ拝

 



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