童話会スタッフのおしのともこです。
「東北ふしぎ物語」イラストこぼれ話の続きです。
「ケサランパサランの冬」千秋つむぎ/作
百歌のまっすぐさ、律の心の揺れ。
純粋な2人に、ドキドキしながら読みました。
捕まえると、飛んでいきそうな
さわると、消えてしまいそうな
不思議な存在のケサランパサラン。
百歌と律に訪れた
奇跡のような、魔法のような時間。
この物語を読んでいる子どもたちの願いも叶いますように。
祈る気持ちで描きました。
「消えた人々〜三内丸山遺跡」岩崎まさえ/作
一万年以上も続いた縄文時代。
そこにいた人たちは、どんな暮らしだったんだろう。
子どもの頃見たアニメに出てくるような
動物の毛皮の服を着て、マンモスの肉を焚き火であぶり、子だくさん。
そんなイメージは、三内丸山遺跡に行って変わりました。
自然と共生する豊かな暮らし。布を折り、服を作り、木を植える。
知るほど興味が湧いてきます。
公平、千春、連が疑問を持ち、自分達で調べた様に
この本をキッカケに興味を持ってくれたら嬉しいです。
「渡り鳥のサンクチュアリ」野泉マヤ/作
私の実家の近所に「野鳥観察舎」と「鳥獣保護区」があり
子どもの頃はよく遊びに行きました。
望遠鏡で観察したり、鳥の資料を見たり
ケガをした野鳥の小屋もあって、野鳥は身近な存在です。
今住んでいる宮城県でも、近くに白鳥の飛来地があり
多くの白鳥やカモが飛来します。
近くで自然を感じられる豊かな土地に住んでいること、
この自然を守ってくれた祖先に感謝です。
そして私達も豊かな自然を
次の世代に繋いでいくことが必須だと感じています。
おしのともこ拝