みちのく童話会スタッフブログ

第3回を持ちまして、みちのく童話賞は終了ました。これからはみちのく童話会として、活動をしていきます。

「チームじょっぱり」(『東北おいしい物語』創作裏話)おおぎやなぎちか

2024-10-03 | スタッフ便り

こんにちは。みちのく童話会スタッフおおぎやなぎちかです。

『東北6つの物語』シリーズ、読んでくださった皆様、ありがとうございます。まだな方は、ぜひ読んでください。なにしろ、10月に入りました。秋です!

 食欲の秋です!

『東北おいしい物語』には、東北のおいしいものがぎっしりつまっています。

      

 みちのく童話会は、13人のメンバーで活動してますが、各県の在住(出身、ゆかり)にはばらつきがあります。例えば、宮城県には、在住作家が現在5人! でも青森県は、出身作家として、もえぎ桃さんがいるだけなんです。そこで、他の県の出身者が助っ人として青森の物語を書きました。この「東北おいしい物語」では、私おおぎやなぎが、担当したわけです。

 青森県、特に弘前市には、私が所属している俳句結社の支部のようなものがあり、何度か句会で訪れています。知り合いもいます。なので、書けそうだなあと思ったんです。

 そうだ、八食センターがいい。まずはそう思いました。八戸にある市場です。ここの魚介類が、おいしいんです。ここで食べたお寿司、おいしかったー。でも、待てよ。弘前もフレンチの町だし、ここに主人公が住んでいることにして・・・と妄想がふくらみ、実際に改めて取材がてら、弘前にホテルととり、朝電車で青森市を経由して陸奥湾を眺めながら青い森鉄道に乗り、八戸へ日帰りという、いわゆるロケハンをしました。

    

 八食センター

    

 せんべい汁と焼きホタテ(三陸の牡蠣も)。実際に行って食べたものです。これを本にも載せていただきました。

 両親がフレンチレストランを経営しているという設定なので、フレンチも食べましたよ! リンゴのポタージュスープ、おいしかったなあ(物語に最初出したけど、ちょっと浮いてたので、泣く泣くカット笑)。

「チームじょっぱり」の「じょっぱり」は津軽弁で、強情っ張りのこと。弘前の俳句仲間は「じょっぱり句会」という名前で俳句を楽しんでいます。頼もしい言葉だなあと思います。

 ストーリーは、クラスの男子とそのお姉さんといっしょに八食センターへ行き、大事なことを思い出す。そして大人の恋をちょっとかいま見るという内容です。

 ぜひ、読んでください。

 そして、青森へ行って、おいしいものを食べてください。

 これからは、リンゴの季節ですね。

 



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