Merry Christmas & Happy New Year!
(遅くなりましたが・・・)
12月の町は、クリスマスの装いでにぎわっていました。日本では蟹と絶妙に合う日本酒の熱燗がおいしい季節になっているかと思いますが、みなさまお元気でしょうか。
任国外旅行に行っていたため、少し遅れてしまいましたが、2011年最後のミクロネシア通信です。
1.12月のしごと
先月までのイベント続きで忙しい時期が終わり、ワークショップなどで見えてきた課題を整理する1か月となりました。
ごみ収集地域を拡大するにあたり、どのように進めていくかを検討するための資料作成や、収集記録シート、修理記録シート、毎月チェックする車両点検シートなどを作成しました。
ごみ収集や車両のメンテナンスを担っているのは公共事業局という部署で、私の配属先である環境保護局とは異なりますが、既に担当のスタッフとはこれまで頻繁にコミュニケーションを取ってきたので、今回私が作成した資料も喜んで(?)受け取り、しっかりと記録を取ってくれています。
2-1 ブルドーザーの修復
昨年5月に日本から寄贈されたブルドーザーが、今年7月に故障したまま直すことができないでいました。(詳しくは「ブルドーザー救出劇」)
ブルドーザーが故障して以来、埋立場のごみをうまく管理することができていないために、ごみを捨てに来た車が捨て場所がなく、近くの空き地へ捨ててしまうなどといった悪影響も出ていました。
ブルドーザーの故障の原因は、キャタピラー部分のボルトが外れたこと。発注の事務手続きが煩雑なうえ、日本メーカーとの金銭の受け渡しトラブルもあったため、部品を入手するのに4か月かかってしまいました。
ブルドーザーは頼れる公共事業局のスタッフの手で修復。早速次の日には、埋立て場へと向かい、直ったばかりのブルドーザーで3時間半をかけ、ごみで一杯だった埋立て場を整備することができました。
今後は、週に1回の定期的な整備をするよう注視していきます。(詳しくは「ブルドーザー修復!&埋立場の管理方法
」)
2-2 J-AWARE2(予備調査)
現在、ミクロネシア4州にいる環境教育隊員が、それぞれの州でごみに関する同様の調査を行うJ-AWARE(JICA’s Activity on Waste Audit Research)の第二弾として、埋立場での搬入量調査を計画中。14日に予備調査を行いました。
目的は、「1日のごみ搬入量」、「誰が持ちこんでいるか」についてデータを取得することにより、島全体のごみの流れ(どこからどれくらい発生し、どのように処理されているか)を把握することです。
これにより、ごみ処理システムの見直しや、住民・事業者への啓発活動等に活かすことができます。
様々な車が来る中、その外観から量を見積もり、調査シートに書き込むとともに、「これは誰のごみか」「どこの村から来たか」「どのくらいの頻度でごみを捨てに来るか」といたことを直接質問しました。
今回見つかった課題を見直し、2月に1週間の本格調査を行う予定です。(詳しくは「J-AWERE2 予備調査」)
3 この6カ月を振り返って
協力隊生活2年間のうち、4分の1が終了しました。この時点での点数をつけると、50点。皆さんのサポートもあって何とかやれていますが、自らの活動としてはまだまだだなぁと悔しい思いをしてばかりです。
この6カ月で出来たことは、現場職員とのつながり作り、カウンターパート(同僚)へのいくらかのアドバイス、諸々の資料作成、日本とのパイプ役(八王子市役所、日本大使館、JICA)といったところ。
逆に出来なかったことは、現地語(チューク語)の習得、企画の実行、地元の人たちとのコミュニケーションがあがります。
新年は、まず何よりも現地語をある程度喋れるようにし、企画の実行に向け周りの人たちとコミュニケーションを取っていきたい。これにより、みんなで一緒になって活動して仕事や生活を更に充実していきます。
また、まだあまり行くことができていない他の島も訪問していこうと考えています。(私が住んでいる島のほかに、8つの主要な島が近くにありますので!)
昨年は大変お世話になりました。新年もよろしくお願いします!!