「ロンリ-」一家
卵から5羽が孵り、直ぐに内1羽がいなくなり
母親と4羽(写真は3羽)の生活が始まった
卵から5羽が孵り、直ぐに内1羽がいなくなり
母親と4羽(写真は3羽)の生活が始まった
今の「ロンリ-」
まだまだ小さいが元気に生きていこうとしている
警戒心が強いので望遠でパチリ
まだまだ小さいが元気に生きていこうとしている
警戒心が強いので望遠でパチリ
我家の周りは自然が一杯で、前にも書いたが、オオトカゲ、ニワトリ、イヌ、ネコ、カニ、クモ、ヤモリ、普通のトカゲ、カタツムリ等が出没する。ニワトリは卵がかえってヒヨコになり大きくなるまで見ることができる。うちの庭で生まれた「うちの子」や、隣の庭で生まれた「隣の子」は、卵・ヒヨコの時から知っているので、大きくなっても見分けがつく。餌も優先してあげている。
今年の8月に卵5個からヒヨコがかえった。直ぐにヒヨコ1羽がいなくなったが、母鳥は4羽のヒヨコをすくすくと育てていた。しかし、9月に母鳥が突然いなくなりヒヨコ4羽だけが残されてしまった。母鳥は地元の子供たちがさらって行ったのだろう。小さなヒヨコ4羽だけで大自然に向かい生きている姿は、まさに「けなげ」としか言いようがない。しかし、やはり小さなヒヨコにとって自然の掟は厳しく、1羽減り、2羽減り・・・最後に1羽だけが生き残った。我々は最後に残った1羽を「ロンリ-」と呼んで可愛がっている。
「ロンリ-」は警戒心が異常に強く、我々に姿はほとんど見せず、また我々の姿を見ただけで直ぐに逃げてしまう。小さな体なのに精一杯足を延ばして全速力で逃げる姿はユ-モラスだが可哀そうでもある。しかし、見かけるたびに「ロンリ-」と呼びかけ餌をばらまいた。最近では我々に時々姿を見せるようになり、「ロンリ-」と呼ぶと少し近くまで寄って来て、ばらまいた餌をくわえて一目散に遠くへ逃げていくようになった。我々の任期が終わる来年3月中旬までに大きく育ってほしいと思っている。
私の配属先(公共事業局)・州(コスラエ)・国(ミクロネシア連邦)の廃棄物対策の大きな流れに対し、私のささやかな活動が将来どれだけ生き残るのか・・・「ロンリ-」のようにただ一つだけでも、わずかでも生き残って欲しいと思う今日この頃である。