チューク州本島であるウェノ島の唯一のゴミ投棄場が使用できるまでに修復されて一ヶ月、週1回ペースでモニタリングに行ってるのですが、なかなか順調に使われているようです。と言ってもゴミ投棄場にゴミを運んで投棄しているのは現段階ではチューク州立病院のゴミ収集車のみで、本来ならば焼却しなければならない医療廃棄物を毎日毎日捨てているのです。
病院以外の、政府機関、学校、民間企業、住民の人々全てが島中にポイ捨てや不法投棄をしているということです。
ゴミの分別とか言う以前の問題です。
もちろん、ゴミ投棄場を修復しても自分たちでゴミを投棄場まで捨てに行かないだろうというのは分かってました。ゴミに対しての意識が低いのはもちろん、
街の中心からゴミ投棄場まで遠い。
道が舗装されていなくとてつもなく悪い。
メインストリートからゴミ投棄場までの近道のアクセス道路が周辺の土地の所有者によって10年以上も閉鎖され、ものすごく遠回りをしなければゴミ投棄場に行けない。
近道アクセス道路の入り口
遠回りの道は距離が長く時間が掛かる上にこんな道路の状況なんです。
僕は赴任当初から言い続けてきました。
ゴミ投棄場を修復するだけでは効果はほとんどない。近道のアクセス道路を開通させて、ゴミ収集システムを構築すること。ゴミ収集車や住民がゴミ投棄場に投棄しやすくしなければゴミの不法投棄は一向に減らないと。啓発活動を続けても最低限のインフラ整備をしない限りは限界があると。
カウンターパートを含め、州政府の人ほぼ全員、周辺住民も、10年も閉鎖されて今さら開通など出来ないとあきらめモードでした。
僕が提案してもやりたければやればーっていう感じでした。
僕のホストファミリーからも無理だからやっても意味ないよと言われました。
ミクロネシア連邦の大統領からもチュークの問題はゴミではなく土地だと言われ、こればっかりはどうしようもないと言われました。
僕にはまだ若さと勢いがあったのです。笑
不可能なことはない。「外国人」という特権を使ってやってやろうじゃないか!
もちろん自分ひとりじゃできないので、嫌がられるほどしつこく同僚を説得し、土地区画整理局ともミーティングを開き、地元の国会議員、州知事も説得し、先日、土地所有者数名を州政府のオフィスに呼び、州知事、国会議員、土地区画整理局長、環境保護局長、と協議の場を持たせ、チュークの廃棄物問題とアクセス道路の必要性を訴え、ついに所有者から承認をゲットしました。
そして、今日、土地区画整理局の測量技師たちを連れて、10年以上も閉鎖され草木が生い茂っているアクセス道路の場所に行き、土地所有者立会いの下、測量を行いました。昨日からテンションがあがって眠れませんでした。
土地所有者の合意をもらい、地図上ですが、アクセス道路がメインストリートからゴミ投棄場まで開通しました。
やりました!!!
多くの人に不可能と思われていたことを可能にしました!!!
今日は歴史的な日です。
あとは、重機で実際に道路を整備するだけです。
またこの道路整備に時間と金がかかるんですが、徐々に前に進んでいることは確かです。
<21年度1次隊 宮城 匡志>
病院以外の、政府機関、学校、民間企業、住民の人々全てが島中にポイ捨てや不法投棄をしているということです。
ゴミの分別とか言う以前の問題です。
もちろん、ゴミ投棄場を修復しても自分たちでゴミを投棄場まで捨てに行かないだろうというのは分かってました。ゴミに対しての意識が低いのはもちろん、
街の中心からゴミ投棄場まで遠い。
道が舗装されていなくとてつもなく悪い。
メインストリートからゴミ投棄場までの近道のアクセス道路が周辺の土地の所有者によって10年以上も閉鎖され、ものすごく遠回りをしなければゴミ投棄場に行けない。
近道アクセス道路の入り口
遠回りの道は距離が長く時間が掛かる上にこんな道路の状況なんです。
僕は赴任当初から言い続けてきました。
ゴミ投棄場を修復するだけでは効果はほとんどない。近道のアクセス道路を開通させて、ゴミ収集システムを構築すること。ゴミ収集車や住民がゴミ投棄場に投棄しやすくしなければゴミの不法投棄は一向に減らないと。啓発活動を続けても最低限のインフラ整備をしない限りは限界があると。
カウンターパートを含め、州政府の人ほぼ全員、周辺住民も、10年も閉鎖されて今さら開通など出来ないとあきらめモードでした。
僕が提案してもやりたければやればーっていう感じでした。
僕のホストファミリーからも無理だからやっても意味ないよと言われました。
ミクロネシア連邦の大統領からもチュークの問題はゴミではなく土地だと言われ、こればっかりはどうしようもないと言われました。
僕にはまだ若さと勢いがあったのです。笑
不可能なことはない。「外国人」という特権を使ってやってやろうじゃないか!
もちろん自分ひとりじゃできないので、嫌がられるほどしつこく同僚を説得し、土地区画整理局ともミーティングを開き、地元の国会議員、州知事も説得し、先日、土地所有者数名を州政府のオフィスに呼び、州知事、国会議員、土地区画整理局長、環境保護局長、と協議の場を持たせ、チュークの廃棄物問題とアクセス道路の必要性を訴え、ついに所有者から承認をゲットしました。
そして、今日、土地区画整理局の測量技師たちを連れて、10年以上も閉鎖され草木が生い茂っているアクセス道路の場所に行き、土地所有者立会いの下、測量を行いました。昨日からテンションがあがって眠れませんでした。
土地所有者の合意をもらい、地図上ですが、アクセス道路がメインストリートからゴミ投棄場まで開通しました。
やりました!!!
多くの人に不可能と思われていたことを可能にしました!!!
今日は歴史的な日です。
あとは、重機で実際に道路を整備するだけです。
またこの道路整備に時間と金がかかるんですが、徐々に前に進んでいることは確かです。
<21年度1次隊 宮城 匡志>