ミクロネシア 青年海外協力隊環境隊員のブログ

ミクロネシア連邦国において環境分野で活動する青年海外協力隊、シニアボランティアからの報告。コメントお待ちしています。

18年度3次隊 丹羽

2008-12-18 08:30:46 | 隊員活動紹介
Japan Provides Grant Assistance to 3 Pohnpei Schools for Sanitation

The Government of Japan provided $88,394 to the Pohnpei State Environmental Protection Agency (EPA) for the Project for “The Improvement and Enhancement of Sanitation at 3 Schools in Pohnpei” under the Japan’s Grant Assistance for Grass-roots Human Security.

The Project was first suggested by a Japan Overseas Cooperation Volunteer (JOCV) who works at EPA, when the Embassy had an opportunity to exchange views on environmental issues in the FSM with JOCV environmental education volunteers. Since then, the rounds of consultations and steady efforts were made by EPA including the JOCV, and they led to the success of this project formation. This shows a successful partnership and strategic economic cooperation of Japan involving JOCV, which makes synergy effect. The needs from grassroots were bridged to the Japan’s financial source, and realized as a project.

The project aims improve and enhancement the sanitary facilities at 3 schools in Pohnpei which have been under severe deteriorated conditions and identified as urgent cases among 27 schools which were inspected in Pohnpei. They are Seinwar Elementary school, Mand Elementary School, and Pohnpei Island Central High School.

It is expected at the end of the project that the number of diarrheal germ carriers will decrease; the outbreak of infectious disease such as cholera could be pretended; and the percentage of schools attendance rates will go up.

A Grant Contract signing ceremony was taken place on December 04, 2008 at the State Governor’s Office in Kolonia. Mr. Shoji Sato, Ambassador of Japan to the F.S.M. singed on behalf of the Government of Japan, and Mr. Albert Roby, Executive Officer of EPA also signed the Contract, witness by Governor Ehsa and Senator Promo.

This is the second project under the Japan’s Grant Assistance for Grass-roots Human Security in Pohnpei this year. Ambassador Sato advocated that Japan’s economic cooperation in not only the big infrastructure-related projects at the national level but also the grassroots projects with Sabiki (Kekihr), a fishing method which is to catch small fish. Ambassador said “Grass-roots project are like Sabiki which is small but sure and quick”. The Japan’s responsive economic cooperation like a grass-roots project is highly expected for the further contribution to the people of FSM.
(December 10-23, 2008号 The Kaselehlie Press p.9 から全文引用)

世界の開発途上国でも基本的通信インフラとなりつつあるインターネット環境ですが、ミクロネシア連邦の首都パリキールを置くポンペイではまだまだ不安定です。これまではそれほどネットの必要性のない生活を送ってきました、しかしJICA事務所からはメールのみの連絡、最近では事務局への報告書の提出や各種申請手続きのポータルシステム化、まさにこのブログの立ち上げ(笑)など隊員の環境にも急激に電子化が進んでいます。
自己紹介遅れました、18-3ポンペイEPAの丹羽です。

さて、以上の記事は先週12月10日のカセレリア・プレス(ミ国最大発行部数の隔週発行新聞)に掲載された外務省草の根・人間の安全保障無償資金協力に関するものです。
どうやら某国のプロパガンダにうまく利用されたようです、所詮は草の根もとい青年海外協力隊といったところでしょうか。
ただし地元住民の長年の念願であったこれらのプロジェクトがスモールグラントの利点を生かして迅速に承認されたことについて、学校へ通う子供たちも、村の人々も、先生方も、建設業者は特に(爆)、このプロジェクトを取り巻く人々は大変喜んでいます。

また、前述にあるコスラエの事案のように一過性の援助で終わってしまうのでなく、継続した協力援助によりさらに効果・効率の望める環境案件については外務省に引き続き支援をお願いしたく申し上げます。

一千万円(この時点ではUS$1=113換算)の日本国民の血税が無駄遣いになったと言われないことを心より祈っています。

にわ

Clean Christmas 2008

2008-12-17 22:13:28 | チューク州


「きれいで清潔な環境でクリスマスを過ごそう!!」
という企画のもとWENO島の南部にある村の人たちと私の職場合同で
清掃活動を行いました。

清掃場所は公営グランドで主に草刈りやグランド周辺の草木の剪定など
を行いました。

今回ユニークなのはクリスマスにちなんで、
参加者は赤いものを身につけるという
条件を加えたことです。

私と同僚は毎回ちょっとした条件や工夫を加え、
単なる清掃活動がちょっとだけでも楽しいものに
なるように話合います。

思いつきで出た今回のアイディアでしたが、
これは意外に目立ち、通りから多くの人に声をかけて頂き、
よいクリーンアップの宣伝となりました。

また、ユニークという点では、
参加者の約80人全員が男性でした。

何故男性ばかり集められたかというと
チュークの男性はゴミ拾いなどのような作業は
あまり好きではありませんが、大きな刃物や、芝刈り機の扱いは
普段から使い慣れているため、見ていて実に楽しそうに草木の剪定
をおこなうからです。

今回はそろそろグランド・周辺の草刈りをしたいという思いと、
多数の男性が集められるという参加者側の都合が一致した形になりました。

(逆に細かいところに気づく、女性だけのグループの場合は街のゴミ拾いを
一緒にすることが多いです。)


清掃活動終了後には、有志の協力により、石鹸が配られました。
手洗いの重要性も伝え、衛生面からも清潔なクリスマスを迎えて欲しいと
いう企画側の我々の思いは参加してくれた人たちに伝わったでしょうか・・・。

もうすぐ、チュークにもクリスマスがやってきます。

(片山 仁志)

ピックニックで清掃活動

2008-12-10 12:08:14 | チューク州

 
 先日、チューク州で活動している隊員とSV(シニアボランティア)の計6名でP島にピクニックに行きました。P島は私たちの住んでいるWENO島よりボートで15分ほどで行けるところにあり、また誰でもピクニックをして良いという島のオーナーの配慮から休日になるとチュークの人々で賑わっています。

今回参加したメンバーのほとんどはこの島に行くのが始めてでとても楽しみにしていたのですが、以前この島を訪れた日本人の観光客の方から

「ゴミがすごいですよ・・・・」

という話を聞いていて少しの不安もありました。

着いてみると白いビーチに、青い海。これぞ、南の島!!といった感じです。

しかしながら一歩島の奥に入ると、噂どおりごみのポイ捨てがあちこちでされていて、そのギャップに一同唖然としました。



 そこでピクニックを楽しんだあと、私たちはゴミ拾いをすることにしました。異様なまでに多い蚊(空き缶のポイ捨てのせい?)と戦い、何故他人が捨てたゴミを自分たちが拾わなければならないのかという矛盾を抱えながらも清掃活動をおこないました。

ごみをボートに積んで帰るには量に限りがあり、島全体を清掃するわけにはいきませんでしたが、それでも皆の共同作業で島の一部分を綺麗にすることができました。その時の達成感は前述した矛盾を吹き飛ばすものがありました。



 深刻なゴミ問題が州内で最も発展しているWENO島周辺の島々にも広がりつつあります。こうした光景を目のあたりにし、チュークの美しい島や海を守っていくために、今後も継続的な啓発活動が必要だと改めて感じた1日でした。

隊員の間では「清掃活動をピクニック恒例にしたい!」という声もあがっています。


(片山 仁志)

交換レートが下がった!!!

2008-12-09 12:26:52 | ポンペイ州
ショッキングなことが起きました。。。

昨日ようやく集めたアルミ缶をリサイクル会社に持って行きました。
というのは、その会社のオーナーがグアムに仕事に出かけていたため
会社がずっとお休みだったんです。


で、もっていったら・・・。



75セント。


はっ?!!!半値です!!!

・・・・。
ちゃんと、ことの次第をご説明します。

この島では最初に紹介したとおり街が汚い!
理由は簡単に言うと「ゴミの処理が適当」だから。
で、私はリサイクルの推進とリサイクルをするにあたって
分別の推進も図ろうと計画しました。

そこで、リサイクルにかけれるものはリサイクルする!

ということで、探したところアルミ缶など金属ゴミを引き取る会社が
この島にあったんです!!中国人が経営してます。
そこへせめて金属ゴミだけでも分別して持ち込める!
そう思ってまずは、隊員が集まるドミトリーで先月から缶類の分別回収を始めてます。

で、私の調べた当初は1キロあたり30セントでした。
そして私たちは10月分のアルミ缶を見事1ドル50セントに変えることができたのです!!!
(5キロ=$1.50)

しかし、11月分は2.5キロしかなかったのですが
私が集めた空き缶も一緒に持って行って合計5キロ。同じです。
でも・・・。


75セント。。。。


ますます、リサイクルを推進する側としては厳しい状況になりました・・・。
オーナーが不在のため半値の理由が聞けなかったので
次回リポートしたいと思います。。。

以上です!!!

あぁ、、集めたお金で買うドミトリーの分別用ゴミ箱計画は
さらに長い道のりへと変わったのでした・・・(T-T)

(志垣 貴子)