美術検定

2008年02月13日 | 美術
 某新聞社のてこ入れで昨年から美術検定の名の下にはじまったこの検定は、実際のところ何を目的にしているんだろう。
 いまの日本は、美術、アートとしてテレビも雑誌も絵の見方を広げる教養番組、特集が大流行。
 自分の絵を見る目を高めるために、学習することはとても楽しいし、いいことだとは思うが、それを検定としてランク付けして、美術館と一般鑑賞者との橋渡し役のお墨付きを与えることが、博物館や美術館のためになることだというのか?はたまた単に、教養を誇る団塊中年世代の人を大量にふやして、財政難をなんとかするとか?
 自分の知識がどれほどかを知るためにはとても面白い企画だが、それならDSあたりでお茶を濁すくらいが丁度いいと思う。新聞までがそれをとったから、素晴らしいと宣伝するようになっては、何をかいわんや。まして一出版社の出版物を買わなくては勉強にならないなんて、何処か作為を感じてしまう。
 どなたかこの検定について、ご意見はないでしょうか?
 そういう疑問を持ちながら、私が3級受験したのは矛盾してるけど・・・