ヘイリー・リンド 「贋作と共に去りぬ」

2013年01月29日 | 読書
あまりに動けないので、1日一冊のペースになりつつある。

美術に関するミステリーは多く「ダヴィンチ・コード」やアーロン・エルキンズ等面白い物もある。一方で、形はミステリーだけど、ハーレクイン並みに耐えられない物もあり、選ぶのを間違えると損をしかねない。

今回は、半々といったところか…。前半のヒロインの祖父の贋作に関するあれこれを膨らませればもっと硬質の読み物だったのに、いつの間にかロマンチックに成りすぎて残念。出版元の売り出しかたもいけない!
タイトルもしかりで、「Feint of art」がどうして「贋作と共に去りぬ」になるのかわからない!!

設定は良かったと思うけど、ハードボイルドとハーレクインのどっちも欲張り過ぎて、本質の美術ミステリーには遠くなっちゃた、残念(((^_^;)てところです。