芸術か否か?

2013年02月07日 | 美術
有名な写真家が逮捕されたり、会田誠の展覧会が非難を浴びたり、このところの芸術の捉え方は、昭和に戻ったかのような扱いだ。
今ごろ草葉の蔭で大島渚監督は怒っていることだろう。

確かに児童ポルノはいけないし、公共の場での露出はいかんいかん。。。

だが、見る人が自分で判断することのできる成熟した大人の社会に、日本はいつなるのだろう。ルネサンス時代、それよりずっと以前の古代ローマ時代には芸術なんて言い方じゃなく、純粋な美に対する畏敬の念があったはず。
三島由紀夫の戯曲や谷崎潤一郎の小説を、今否定する人はいないだろう。

安倍政権になって文化にまで保守的な風が吹き始めたなら、この国は終わりだ!