『鉄の骨』も4年ほど前に読んだ作品ですが、当時のレビューを再発見したので、こちらに転載しておきます。
商品説明
中堅ゼネコン・一松組の若手、富島平太が異動した先は“談合課”と揶揄される、大口公共事業の受注部署だった。今度の地下鉄工事を取らないと、ウチが傾く—技術力を武器に真正面から入札に挑もうとする平太らの前に「談合」の壁が。組織に殉じるか、正義を信じるか。吉川英治文学新人賞に輝いた白熱の人間ドラマ。
感想
『鉄の骨』は一言で言えば建設業界の談合にまつわる話です。この話の面白味は一つの談合の行方、それに関わってる大物政治家を追う警察の謎解きと、登場人物の考えや行動のリアリティでしょうか。分厚い一冊ですがやはり一気読みしてしまいました #^_^
池井戸潤が金融関係以外のビジネス小説を書けると証明した作品の一つ。