秀吉が、京の寺をこの通りの東に移転させて名づけられた「寺町通」。かつては都の東端で、御所や都の防護の役目もあったのだ。寺町通は、今出川通北の相国寺を越え出雲路の辺りから、南へ1号線の手前で河原町通に突き当たるところまで。四条通から南へ300mほどは、こぢんまりした電気街として有名だが、丸太町通から御池通までは、美術通りとして知られている。その寺町美術通りで、10/29(金)~31(日)の10時~17時、第14回寺町美術まつりが開催されている。
金曜昼ごろ、人出はまばら。
どこかの店の前に『京都・歩く地図』というパンフレットがあり、店名が記載された「京てらまっぷ」が挟まれていた。古美術店・骨董品店・伝統工芸品店など敷居の高そうな店も、こういう催しがあると、入りやすい。ぶらぶら歩いて見て周ると、困ったことに、いいものが欲しくなる。
洋家具製造販売の二葉工業の店先にあるワゴンに、西陣のハギレが積まれていた。引き寄せられるように家具を見、ハギレを購入。これは面白い。ときどき見に来よう。