京都逍遥

◇◆◇京都に暮らす大阪人、京都を歩く

サツキの残る詩仙堂

2009-06-09 22:33:02 | まち歩き

3週続けて詩仙堂。今年のサツキの満開は、多分先週木曜辺り。行けなかったから、はっきりとは言えないけれど。『京都市観光文化情報システム』HPでも、6月1日以降は、サツキの開花情報はなくなってしまう。同HPの「今月の花」は、「スイレン、花菖蒲、河骨、クチナシ、沙羅、紫陽花」なのだ。

http://kaiwai.city.kyoto.jp/raku/modules/information_ja/index.php/flower.html

咲くのは例年より遅かったし、一旦涼しくなったりしたから、6月二週目だというのに、まだいくらか咲いていた。

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庭に下りてみる。薄曇りなので、緑が落ち着いている。竹とんぼのような、ブーメランのような楓の実。遠目に見ると、枝先にコーラルピンクの花が咲いているようだ。

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さて、6月に入ると、このお庭では、さまざまな花が咲き始める。

090609_015_2 石段を降りてすぐ右手に、岡虎の尾。

ひっそりと、穂先をなびかせている。

090609_016_4 池端に咲く花菖蒲。

今がまさに満開。

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そして、その脇には金糸梅。

これは咲き始め。

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一株だけの桔梗。

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ナナカマド。

小さな粒状の蕾が密集しているさまは儚げなのに、蕾が開くと繊細でいて豪華。ふわっとした白い塊が枝のあちこちに載り、近づいて、見て、その花の形状に驚くのだ。

座敷に戻って、箒目の通った白砂を、その先にあるサツキを、その背景にある楓を見る。地面すれすれに飛ぶ沢山の虫。忙しげに。右往左往しているように。

満開を過ぎたサツキを見に訪れる人は少なく、適度に静か。こんな日は、縁側に腰を下ろして、お庭を見ながらあれやこれや考える。気が滅入っているときは、ここでお庭を見るのが一番。

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