年末年始、忙しくしていて、すっかり遅くなってしまった。元日には、下鴨神社へ初詣に。前日からの雪はお昼を過ぎてもまだ残り、ゆっくりと雪を踏みしめながら歩いて行くと、白い大文字が目に入った。
少しずつ融け始めた雪は、糺の森の木の枝から、音を立てて塊で、あるいは雨のように降ってくる。出店から立ち上る湯気や煙、参拝客の熱気で、境内の雪は自宅近くに比べ、ずいぶんと少なかった。
丹塗りに雪が映える。瓦屋根にも雪はよく似合う。
絵馬の兎は、月夜の荒波に向かって跳ねている。 世相を映して。でも跳ねて。新年早々あちこちで目にし、聞くことの多い「跳」。それぞれの願いを胸に、絵馬の先の本殿へと人波が続いた。よい一年となりますよう。
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