雛はもう１羽しかいなかった、キンクロハジロ。

３羽孵化したそうだが、１週間後には１羽になってしまっていた。独り立ちするのが早いようで、親から離れて動き回ることが多かった。危険も多いと思うが、なんとか無事でいてほしい。

夏には成鳥も珍しいキンクロハジロ。

普通には冬のカモだ。4～5月頃になると北の国に去って行き、そこで子育てをするのだが、移動するのをやめてしまったようだ。

精悍な目をしていた、キンクロハジロの雛。

孵化して１週間ほどしか経っていない雛の目にしては、すごい目だ。同じ場所で泳いでいたカルガモより、孵化は１日遅かったそうだ。

もう潜るのも得意だよ、キンクロハジロの幼鳥。

潜水して魚などを捕るカモだけれど、孵化して1週間ほど（と地元の人に聞いた）なのに盛んにもぐっていた。
＊コメントで魚を食べるのでしょうか？と、ご指摘をいただきました。魚を食べるというのは、私の思い込みでしたが、私なりに調べてみました。
我が家の図鑑
◎「日本の野鳥」（山と渓谷社・叶内拓哉ほか）には貝類、カニ、エビなどの甲殻類、水生昆虫、水草を食べるとありました。
古い本
◎「野鳥の事典」（清棲幸保著）には動物質を特に好む。タニシ類、貝類、小魚やカエル水生昆虫を食べる。植物質ではイネ、ヒエ、タデなどの種子、藻類、浮草を食べるとありました。

独立心旺盛な、キンクロハジロの雛。

まだ孵化して１０日にもならないらしいが、単独で泳ぎまわる黒いひよこ。

珍しいのは、キンクロハジロの親子。

北海道では繁殖するものもあるそうだが、関東では非常に珍しいそうだ。

池ではカルガモの雛にも出会った。

２番子か３番子かもしれない、多産のカルガモの雛は３羽だけだった（２羽しか写っていないけれど）。

水辺の木の枝にやってきた、スズメの若鳥。

この時期はあちらでもこちらでも若鳥たちでいっぱいだ。

幼いスズメが、怖さ知らずで近くにやってくる。

親鳥とは離れて暮らしているようだ。