負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

心の故郷として歌われる“川” 6

2017-05-26 16:49:42 | 原発震災避難者




田舎の停車場から

期待と不安をもって旅立った後

幾星霜が経ち ・・・

ふと 故郷を思い出した時に出てくる歌が

・・・ これですね



♪ うさぎ追いし彼の山

小鮒つりし彼の川

夢は今もめぐりて

思いいづるふるさと


と 故郷の山河を懐郷*します



日本人の心は

ついしばらく前まで

春の訪れを待ちわび

雪解け水に春を告げられ

れんげやすみれが咲くことや

どじょっ子や鮒っ子が

川底から姿を現すことによって

・・・ 春を実感し

田植えの季節の訪れを知ったのです



そして 故郷の記憶は

山と川とが

日本人の自然観と同様

・・・ 中心となるのでした



*懐郷:故郷を懐かしく思うこと







心の故郷として歌われる“川” 5

2017-05-26 11:57:52 | 原発震災避難者




夏の風物詩として

♪ ホー ホー ホタルこい

あっちの水はにがいぞ

こっちの水は甘いぞ


と きれいな小川の清流を飛び交うホタルの光景が

・・・ 歌われています



それらの童謡にみられるごとく

昔の田園生活の中では

小川が 子どもたちの

・・・ 日常的な遊び相手でした


ところが今日

このような小川が

・・・ 破壊され続けています


まことに まことに

・・・ 悲しむべきことであります


                          (6につづく)







心の故郷として歌われる“川” 4

2017-05-26 07:15:01 | 原発震災避難者




ちびっ子たちの恋人である

どじょっ子や鮒っ子によせて

人々の春を待ちわびていた心境と

春が訪れたことによる躍動感を

露わにしています



また 学校への行き帰りに

田んぼの間に流れている小川に

群れをなしているメダカをみつけ ・・・


♪ メダカの学校は川の中

そっとのぞいて見てごらん

そっとのぞいて見てごらん

みんなでおゆうぎしているよ


と 川の小さな生き物に

・・・ 心魅(ひ)かれています


メダカが

列に並んで群れをなす姿を見て

学校の子たちと先生を

・・・ 連想したのでしょうね


(5につづく)







心の故郷として歌われる“川” 3

2017-05-26 04:15:53 | 原発震災避難者


遠足



われわれ日本人の感覚には

深く「水が万物の母」的認識が

存在しています


そして

その小川に住む生物にも

限りない愛情を持っていました



それが


♪ 春になればしがこも溶けて

どじょっ子だの鮒っ子だの

夜が明けたと思うべな


・・・ のような歌になったのでしょうね


                           (4につづく)