食糧問題の現状をお伝えしてきました。ふだんの豊かな生活の中では、自給率2.7%という情けない状態を、なかなか実感する事が出来ませんが、スーパーに買い物に行ってとき、このことを思い浮かべてみてください。
よく見ると、安売りしているブロッコリーやカリフラワーは、ほとんどがカリフォルニア産だし、バナナやレモンは日本産ではありません。
日本の調味料として名高い「しょうゆ」だって、其の原料のほとんどが輸入物の大豆、しかも遺伝子組み換え大豆が使われているかどうかも消費者には知らされていません。
このように、「環境問題」は、すでに私たちの生活に直接関係しているのです。常に遠い世界の事として捉えていた「環境問題」を「自分の問題」として見るモノの考え方を身につけて行きたいものです。