老後の日々

果物に野菜作り等、
今では趣味にして気間々にやっています。

現代文明は破綻する

2007年07月24日 | Weblog

現代文明を造っている先進国は、経済拡大、消費拡大を続けていますが、これは今後も可能だと思いますか?経済拡大をしようとすると、より儲けの多いことを維持していくことになります。

同じ面積で仕事をしたときに、寄り儲かる仕事とは何でしょうか。

大根やほうれん草を作る農業よりも、自動車やテレビを作ったり、それを売ったりする方が儲かります。第一次産業より第二、三次産業の方が儲かるのです。

ですから、先進国は自国の畑をつぶして、工場を作りテレビや自動車を作っています。

自分の国に其の商品が行き渡ると別の国に輸出を始めます。もっと経済を拡大しよとする国は、自国の畑を潰してしまって商品を海外に売り出素要にした国です。

全くの輸入依存になり、海外からの供給がストップした場合、その国はあっという間に破綻します。


貿易相手国も崩壊する

2007年07月24日 | Weblog

貿易の相手国もまた、経済発展を望むようになります。自分達の自給自足をしていた畑を潰して、高く買ってくれる商品を作るようになります。

自給自足の基盤を失い、輸入依存になっていきます。

食糧だけではありません。金やダイヤモンドを掘るために、森が伐られ山が崩されていきます。カブトムシやクワガタ珍しい動物、植物が取られ、生態系も破壊しています。

森や山、生き物生活そのものの基盤も失われているのです。現在先進国の経済は、ドミノ倒しのように次々と自給自足の社会を壊していっているのです。


いったい日本は??

2007年07月24日 | Weblog

では、日本はどうなのでしょうか。日本の江戸時代には鎖国をしてていました。外から入ってくる物がないと言うことは、ほぼ完べきな自給自足の社会を作り上げていたのです。主食のお米は三百年間ほぼ安定して、作られていました。

米を取った残りのワラから、ワラジ、かごなど、家の屋根などとあらゆる物に利用され古くなると土に戻していました。竈で燃やした灰も土に戻され、すべての物か循環する社会を作っていたのです。

その間、経済や社会が拡大することはありませんでした。ところが今の日本は、経済拡大ばかりを続けようとしています。そのために、自国の食糧生産はどんどん減り、食糧自給率は年年下がつています。

其の割に大量輸入、飽食の生活を続けています。其の結果、周辺の国の経済も崩壊されているのです。小麦や豆は、中国などから大量輸入しています。

エビは東南アジアの国々から、牛肉は遠くオーストラリアや南米からも運ばれています。アイスクリームや洗剤の原料となるヤシ油は、東南アジアの国々から大量に運ばれています。

食料だけでなく、銅はアフリカから、金やダイヤモンドはアフリカやシベリヤから、木材は東南アジア、中国、シベリア、アフリカや南アメリカからも輸入しています。


食糧問題は先進国の問題

2007年07月24日 | Weblog

日本だけでなく先進国のこうした輸入かが貿易相手国での自給自足を崩し自然を破壊し、途上国でも環境問題を引き起こしているのです。

これまで、途上国での食糧不足や途上国の貧因の問題は其の国に原因があると考えたかも知れません。大量に余っている食糧を其の国に援助すればそれで済むと思っていたかも知れません。

国際分業して、食糧を作る国では食糧だけ、テレビや自動車などの工業製品だけを作る国では工業製品だけを作れば良いと考えていたようです。

しかしここで見てきたように、食糧問題の原因は先進国にあります。ですから、食糧を大量に援助しても、解決には決してならないのです。国際分業もまた不可能なことなのです。

いま見直さなければならないのは先進国の経済システムとそれを支えている私たちのライフスタイルなのです。そして、最も危険な国は日本なのです。


食糧援助すれば解決するの?

2007年07月24日 | Weblog

国連の機関や世界の国々は、食糧を極端に不足している国に対して食糧援助を行っています。しかし、多くの場合、ただ食糧を無料で輸出しているに過ぎません。

ですから援助した食糧がなくなれば、また飢餓の状態が繰り返されることになります。飢餓の国はまた、食糧などを要求してくることになります。

飢餓の国では、森もなくなり薪も手に入らない、農業をしたくても農業をするために必要な種や実さえ、食べなければ生きていけないような状況になっているのです。

これでは、飢餓の状態は決してなくなることはありません。飢餓の根本原因が解決されない限り、同じ事が繰り返されるだけなのです。


私たちに出来ることは?

2007年07月24日 | Weblog

日本の食糧自給率は、先進国で最低の2.7%です。先進国では最低の自給率にもかかわらず、減反政策を推進して、食糧自給率を下げている日本ですが、この食糧自給率を上げることが今、一番大切なことなのです。

そのためにも、自分の国で農業を振興させていくことが大切になります。

しかし、機械やバイオテクノロジーや化学薬品を大量に使用し、自然換気用を破壊するような農業では意味がありません。古から其の土地に根ざしてきた伝統的な有機農業が必要です。とは言っても、今、其の農業を誰が手がけるでしょうか。

大量生産を禁止して、作った者が食べられる、そして、物もの交換と言ったシステムにでもしないと??そして、生産を見直すだけでなく、大量消費、大量廃棄の私たちの消費生活を見直していくことが大切です。


自給率を上げるために

2007年07月24日 | Weblog

買いすぎ、食べ過ぎ、食べ残しを避ける、

(日本のごみの40%はまだ食べられる食糧。

スーパーから買ってきたままの状態のパンやキュゥリども沢山あるそうです)

輸入品、ハウス物など季節外れの食品を避ける。

国産品、無農薬の農作物を買う

肉食から菜食へ

家庭菜園を始める(ドイツでは野菜の20%は家庭菜園で作られています)

都市化、工業化にブレーキ

大量生産、大量消費、大量廃棄にブレーキ

自給自足を目指す(脱サラ、脱都会、ふるさとへUタウン、農業を始める)


食糧問題現状の最後として

2007年07月24日 | Weblog

食糧問題の現状をお伝えしてきました。ふだんの豊かな生活の中では、自給率2.7%という情けない状態を、なかなか実感する事が出来ませんが、スーパーに買い物に行ってとき、このことを思い浮かべてみてください。

よく見ると、安売りしているブロッコリーやカリフラワーは、ほとんどがカリフォルニア産だし、バナナやレモンは日本産ではありません。

日本の調味料として名高い「しょうゆ」だって、其の原料のほとんどが輸入物の大豆、しかも遺伝子組み換え大豆が使われているかどうかも消費者には知らされていません。

このように、「環境問題」は、すでに私たちの生活に直接関係しているのです。常に遠い世界の事として捉えていた「環境問題」を「自分の問題」として見るモノの考え方を身につけて行きたいものです。


日本の食糧

2007年07月20日 | Weblog

我が国100年前と言えば明治時代、世界人工約十五億人だった。
現在六十六億人超、一年で見ると一億四千万人が生まれ六千万人一日四千百人以上が亡くなり、その差八千万人が増えている。

四十年後地球上に100億人、自給率2.7%しか、ほとんど輸入に頼っている日本なのに現在も田畑はドンドン失われています。
   

総人口の約5分の1十二億人がその日食べる物、呑み水さえも不自由な極貧状態。世界で人工の多い国と言えば中国そこが十三億人とも言われており 、この国のほぼ全員と言えば理解しやすいかも知れません。 地球上で生産される食料には限りがあります。

一番多いオーストラリア307%・アメリカ242%・フランス209%カナダ182%あとイギリス・ドイツなどは110%ほど自国100%確保して輸出できるのは542%それを世界192ヶ国が分配なければならないのだが、他の国々途上国さえも食糧自給は当たり前としている。

しかし日本は主食のお米を作らないようにと減反政策。自分の国で主食を造らないようにしている国はどこもない。

工業製品を売って得た収入で安い食料を輸入すれば良いと言う政策を進めているため、しかし何らかの理由で輸入が止まったら食糧供給が出来なくなってしまう。

現在の中国のように輸出国であったのが日本に次ぐ輸入国に転じた。しかも大量輸入となるだろう。
     

また発展途上国の人達は少しでも楽な生活をと一生懸命努力しています。その人達の一部でも贅沢を始めたら日本の食卓には変化が来ます。
     

 (減反政策)は危険な政策でもあるわけです。

そこで私たちどうすれば良いでしょうか?..まな板を使わない調理場を持つ主婦と
呼ばれている人、その周囲の人は諦めるか、依存で生きていくしか?
   

自然な物をおいしく食べられる工夫を身に付けておいてください。おばあちゃん達から保存食の作り方なども教わっておけば良いですよ、
     

少しでも自給を考えてみてください。袋開ければすぐ食べられるものなど控える習慣を身に付けましょうね。 みんな自分の事なんですよ、遅くても子供、お孫さん達は避けられない問題になると私は思います。


今、昨年と同じ時期同じ事を

2007年07月19日 | Weblog

現在の世界人口は六十六億人超。一年のスパンで見ると、六千万人が亡くなり、一億四千万人が生まれ、差し引き八千万人が増えている。また、総人口のおよそ五分の一に相当する十二億人が極貧状態にある、と国連資料は伝えている。

一方「ユニセフ」子供白書2005では、四億人余りの子供達が、汚れた水での生活を余儀され、安全な飲み水が手に入らない事から、毎日四千百人以上の子供が単純な下痢性の病気で命を亡くしているとも? 。

イラクやアフガニスタンなどでテロ・紛争に巻き込まれ理不尽に命を奪われる子供達も無惨だが、生命を支えるはずの水によって失われる「若い命」も哀れだ。ユニセフからの手紙は、

五千円の支援で下痢による脱水症状を緩和するORS(経口補水塩)を八百六十二袋分賄えると訴えている。たまたま生まれ落ちた国があまりにも貧しくて、安全な水さえ与えられないとすれば、これほどの悲劇はないだろう。

何の落ち度もない子供達が、いわれのない不遇に甘んじなければならないとは...。私もわずかな寄付しかできていないが世界中の子供達の命が等しく尊重されるものであって欲しいと思う。