Club野風増   岐阜・本巣100夢プロジェクト!

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プチグレートジャーニー B区間・マキノから彦根へ!!

2011-04-15 21:57:14 | カヌー
《プチグレートジャーニー B区間・マキノから彦根へ!!》

 カヤックにてB区間となるマキノより彦根へ琵琶湖を横断・・・松林の美しいマキノ町知内浜より出航することにする。その前に回収用の自転車を彦根にデポ。

 今年の天候は変・・・東日本大震災・・・未曾有の大災害に身震いがする。津波の恐ろしさをリアルな映像で嫌というほど見せ付けられた。所詮、人間の力なんて微力なもの・・・恐ろしいほどのパワーで人間の築き上げてきたものを破壊していってしまった。ある人の言った我欲・・・心して反省しなければいけない部分もあるようだ。安全を高らかに歌い上げていた原発とは何なのか・・・

 今回の旅・・・ソロで進めているが、いかに自然に従い、謙虚に、かつ安全第一を心がけた。琵琶湖といえども、ひとたび牙をむけば恐怖の世界へ・・・3月、バス釣りのボートに乗った二人が転覆で死亡・・・この時期の湖水に1時間も浸かれば低体温症で絶命となる。

今回の旅の画像です・・・
http://gallery.nikon-image.com/110885861/albums/2354983/


(バラバラのカヌー)
 琵琶湖畔、マキノ町知内浜の松林でファルトボートを組み立てる。小寒い風を感じながら木製のフレームを組み立てる。この時期、例年であれば海津大崎の桜が満開となり、多くのカヌーや花見客で賑わうエリアとのこと。


(いよいよ出航)
 ソロ旅の悲しさ・・・誰に見送られることもなく、カヌーを湖面に・・・その前にセルフタイマーで記念写真を撮る。風はほとんどなく、絶好のカヌー日和と思えた。


(以前に越えた江若国境の山)
 ぬめっとした湖面にカヌーを滑らせ、快適に前へと進む。振り返ると、前回越えた近若国境の山々が白い。あの辺りの鞍部を通過・・・山スキーの記憶が蘇った。


(竹生島目指して)
 左手に海津大崎の桜が遠望できる。まだまだ咲き始め・・・観光客も少なそうで、かえって雰囲気がある。人がごった返す花見は好きになれない。前方には西国三十三観音霊場、30番札所の宝巌寺がある竹生島が見える。

 島に近づくと、緑に覆われた島に異変が・・・多くの鷺が営巣し、その糞で木々が枯れてしまっている。

 この時期、海津大崎の花見に向かう観光船が増便されるようだ。大津、彦根、長浜辺りより大型の船が大挙してやってくる。前方にエンジンの唸りが聞こえると恐怖・・・真っ直ぐにこちらへ向かってくるようで怖い。その航路から外れるように進路を変える。

 竹生島の南側を通過・・・次に長浜の南浜を目指す。近そうに見えて遠い・・・いくらパドルを漕いでも陸地は近づかず、ちょっと焦りも・・・といって、手を休めれば永遠に目的地には着けない。頭の中を無にして、黙々とパドルを動かす。

 南浜が近づくころ、長浜のエクシブやフジテックの塔が確認できるようになる。ちょっとだけ残雪の見える伊吹山。湖北方面には金糞岳や横山岳が真っ白に望まれた。


(彦根、芹川河口付近)
 前方に彦根城が見えてくればゴールも近い・・・しかし、これからが辛かった。登山でいう胸突き八丁・・・気持ちが緩んできた時ほど焦りも・・・半ばヤケクソ!?で漕ぐ。彦根城の桜をカメラに納めてゴールへ。芹川の河口となる彦根市長曽根のポケットパークに上陸。

 9時半スタートで14時半着、約5時間の琵琶湖横断であった。ふらふらになりながら重いファルトを東屋に運び、素早くたたむ。柱に収納袋をくくり付け、15時にマキノへ向かって自転車を走らせる。


(湖北の琵琶湖)
 ビワイチと呼ばれ、人気のコースだけに多くのサイクリストとすれ違う。ウエットスーツのままで走る姿は変に見えたかと。長浜城の下を通過し、湖北町尾上「みずとりステーション」の辺りで写真を撮る。葦原、水鳥、竹生島の組み合わせが人気のエリアらしい。


(マキノ、清水の桜)
 木之本、塩津、永原と走り、奥琵琶トンネルを抜けて海津へ・・・道路下の「清水の桜」が満開で、ちょっと一休みする。湖畔の道路に出ればこの旅も終わりに・・・造り酒屋「竹生島」の看板が気になった。

 知内浜に到着・・・18時15分、日没前に着けて一安心であった。次回は自転車で・・・彦根芹川の河口よりスタートし、多賀、佐目、鞍掛トンネル、藤原、員弁、桑名へと走る予定である。

カヌー旅 信州安曇野・万水川を下る!!

2009-07-21 10:30:49 | カヌー
《カヌー旅 信州安曇野・万水川を下る!!》

 日本も熱帯に・・・
 梅雨明けもハッキリしない中、三連休を利用して安曇野の万水(よろずい)川を下ってきました。

 万水川は、安曇野に湧いた北アルプスの地下水が集まって流れる川で、ワサビ田にも利用されるくらい透明度の高い川です。

 今回は、4組6名+カヌー犬と川下りを楽しんで来ました。さすがに犀川は増水と濁りのため中止をしましたが・・・

 「安曇野のわさび田湧水群」として環境省の名水百選にも選ばれ、「水の郷」として旧国土庁からも認定された・・・

 関東甲信越は梅雨明け・・・それにしては天気が悪すぎる。ここ数日の雨のせいか、犀川は白く濁って増水していた。よって、犀川下りは中止し、大王ワサビ農園へと移動した。

 スタートは、いつもの明科運動公園から・・・透明度を誇る万水川も、流石に今日は濁っていた。流れの早さに気をつけながら、慎重に艇を出す。


(ここはヨーロッパか!?)

 万水川は、一定の流れで一気に犀川へと注いでいる。途中で休憩する場所もなく、後続を待たずに下ってしまう。このの最大の魅力はその風景・・・両岸を堤防に囲まれ、無粋?な建物は目に入らない。

 堤防には、柳や沢胡桃であろうか、適度な木立が森を形成し、ヨーロッパ的な景観となっている。なんとも癒される景色で、できればノンビリと下りたいところだ。


(カヌー仲間と!)

 右手に水車小屋が見えてくると大王のワサビ園である。いったん、支流に入って漕ぎ上がる。岸には大勢の観光客が・・・安曇野体験ラフティングのイベントも行われていた。

 黒澤明監督「夢・水車のある村」のロケ現場・・・その時にセットされた三つの水車小屋が景色に溶け込んでいた。


(大王わさび農場にて!)

 川下り後は、恒例のウェルカムパーティー・・・安曇野名物の馬刺しほか、絢爛豪華?な食材がテーブルの上に並んだことは言うまでもありません(笑)

フォトアルバムはこちらへ・・・
http://album.pentax.jp/166909111/albums/162685/