Club野風増   岐阜・本巣100夢プロジェクト!

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輪旅 飛騨・小鳥峠、保峠、朝川原峠を走る!!

2009-11-11 11:12:22 | 自転車旅
《輪旅 飛騨・小鳥峠、保峠、朝川原峠を走る!!》

 飛騨の里の紅葉は今が盛り・・・古川から清見、河合へと峠旅を楽しんできました。

コースはこちら・・・
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=c449aceec1b0df04f3b96423fd2d30b0

 名目は「飛騨古川!秋合宿」・・・7名のメンバーで、古川森林公園~畦畑(うねはた)~小鳥(おどり)峠~下小鳥ダム~保峠~稲越~朝川原峠~河合角川~古川へと走ってきました。

 天気は言うことなし・・・1週間前に降った雪は、峠近くの山陰に少し残っていただけで、絶好の峠ツーリングを楽しむことができました。峠から眺める北アルプスは白く化粧を・・・里の紅葉との組み合わせは、この時期の飛騨ツーリングの楽しみでもあります。

 多彩な参加メンバー・・・


(畦畑あたりの紅葉)

 朝霧の立ちこめる中、古川ユースホステルの横よりスタート。ちょっと肌寒いが、朝霧は晴れる証拠とか・・・快調にペダルを漕ぐ。

 畦畑の集落より右折し、峠を目指す。アスリート系の方々はペースを一気に上げるが、ツーリング系の3人は、紅葉を楽しみながら・・・背後の北アルプスの遠望を楽しみながら、徐々に高度を上げていった。


(小鳥峠にて)

 滑りやすい落葉松の落ち葉を気にしながら、走る。紅葉には少し遅いかも・・・でも、景色は最高。空は快晴。


(小鳥山牧場)

 先行していた若手が峠で待ってくれていた。嬉しい気配りである。ここで全員の写真を撮る。皆、とてもいい顔・・・牧場の眺めが素敵であった。この峠・・・冬は除雪もされず、春の雪解けまで閉ざされるとのこと。


(下小鳥ダムを走るT夫妻)

 快適な照葉樹林の中のダウンヒルを楽しみ、県道478号「舟原荒町線」へ出る。見上げると、東海北陸自動車道の高架が・・・白川郷へ向かう車が列をなしていた。

 小鳥川に沿った道は、まったく車が通らず、独占状態であった。山の紅葉、ダム湖の碧い湖面・・・穴場的存在である。ダムサイトを通り、県道75号「神岡河合線」へ入る。

 少しの起伏を超えれば保峠へ・・・とても静かで、地蔵様だけが出迎えてくれた。稲越(いなごえ)に下ったところで田〇夫妻と分かれる。前方に見えるのは、穂高から笠ヶ岳の山々であろうか。


(朝川原峠からの下り)

 花の木のバス停より左折し、朝川原峠を目指す。かなり荒れているとの事前情報にビビルが、それほどでもなく、ホウの落葉を踏みしめながら峠へと向かった。ガサガサという音が嬉しい。

 峠の向こうがまた素晴らしかった。路面全体が落ち葉で埋まり、自然のじゅうたんの上を走るといった感じである。落石が隠れているのが気になるが・・・


(河合新名の白山神社にて)

 河合の新名へ降り立つ。田んぼの稲は刈り取られ、冬を待つばかりのようであった。白山神社に寄ってみる。銀杏の落ち葉で敷き詰められた境内を訪れてみた。

 時間は二時半過ぎ・・・秋の日暮れは早い・・・急ぎ足で、宮川に沿った国道を古川へと向かった。

 その夜、古川の岡〇邸でお世話になった。海の幸の寄せ鍋、お刺身、ビール、白真弓、なぜか小樽ワイン・・・飛騨の夜・・・大いに自転車談義に花が咲いたのはいうまでもない。

動画はこちら・・・
http://zoome.jp/nosanjin/diary/58/

山旅 天生峠から籾糠山へ!!

2009-11-01 21:16:49 | 登山
《山旅 天生峠から籾糠山へ!!》

 奥飛騨、天生湿原から籾糠山(1744m)を訪れてきました。
総勢12名・・・晩秋?の天生峠から籾糠山へハイキング・・・天生湿原の紅葉には遅すぎましたが、ナナカマドの紅い実がとても素敵でした。

 ここには原生林?が・・・ブナの大木、香ばしい匂いのカツラの木々・・・白樺林も、青い空に映えていました。

 清見インターを降り、夏厩から小鳥川に沿って河合へ向かう。車はほとんど通らず、色づき始めた紅葉を眺めながら走る。下小鳥ダムは、いつ見ても不気味である。

 月ヶ瀬の先で国道360へ出会い、左折して天生峠へ上がる。ここを自転車で上がる人の気が知れない!??ここの紅葉も素晴らしく、眼下に広がる雲海も楽しむことが出来た。

 天生峠・・・入山料を払い、ハイキングを開始する。流石にこの標高では紅葉が終り、枯れ枝が目立つが、それはそれで冬の訪れを感じさせ、ゆったりした気分に浸れる。

 天生湿原・・・当然、咲いた花などはなく、枯れ野原にナナカマドの紅い実だけが残っていた。観光化のためか、湿原の復活作業が行われ、いづれは水芭蕉の群落が現れるような気配?であった。


(天生湿原を歩く)

 カツラの巨木群・・・とても香ばしい匂いになぜか落ち着く。その林立した巨木の中を歩くだけでも天生へ来た甲斐がある。標高が上がるとともに、ブナの林、白樺の林へと変わっていった。


(カツラの大木)

 籾糠山(1744m)・・・頂上は狭いが、展望は良い。生憎と北アルプスは霞んでいたが、三ヶ辻山や金剛堂山、白木ヶ峰が近くに見えた。猿ヶ馬場山はもっと近い。

 至福のランチタイム・・・柿、梨、ツクシの佃煮、お漬物、干し柿でくるんだ柚子・・・豪華ランチが嬉しい。温かいぜんざいも・・・

 帰りは木平湿原経由で・・・ここは私のお気に入り・・・とても落ち着くコースで、何度も立ち止まって写真を撮った。青い空、葉を落とした大木の枝、笹の緑・・・これだけあれば他に欲しいものはない。


(木平湿原)

 自然の恵み・・・キノコを少しだけ頂く。

 あらためて飛騨の山の良さを実感した。標高は低い、形も平凡、どこにでもある自然・・・しかし、人を優しく包んでくれる温かさがあるように思う。年を取ったせいか、アルペン的な山よりも里山的な低山に魅力を感じるようになった。

 山をじっくりと味わう・・・そんな山旅をこれからも続けて行きたい。