Club野風増   岐阜・本巣100夢プロジェクト!

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山旅 越中の名峰・白木峰へ!!

2010-06-16 16:58:05 | 登山
《山旅 越中の名峰・白木峰へ!!》

 富山の八尾と岐阜の宮川の境に位置する名峰、白木峰(しらきみね・1596㍍)へ行って来ました。
ここは豪雪地帯・・・笹原におおわれた頂上台地には一本の木道がどこまでも続き・・・まだ山かげには雪が残っていました。

 この時期、タムシバやツツジ、コバイケイソウなど多くの草花が咲き乱れていました。7月に入れば、ニッコウキスゲが笹原いっぱいに咲くとか・・・

 清見インターを降り、小鳥ダム湖畔を通って河合へ・・・角川にて国道471号へ入る。この道は、国道とは名ばかり・・・林道と思ったほうが正しい。狭い、急坂、悪路と酷道三拍子が揃っている。

 二ツ屋集落の跡を過ぎ、地蔵様が鎮座する楢峠(1226m)を越える。山菜採りのクルマであろうか、多くの富山ナンバーのクルマが対向してきた。下山予定となる取水口の赤い橋に一台をデポした。

(木道の向うには金剛堂山が!)

 庵谷、「21世紀の森」の看板に従って右折し、林道の最奥(標高1300m)までクルマで上がる。ここも山菜取りのクルマでいっぱいであった。

 急な尾根に付けられた登山道をゆるゆると登り始める。車道を二度ほど横切り、ヘリポートを過ぎれば頂上台地へとたどり着いた。一面が笹におおわれ、一本の木道が延々と続いていた。

(白木峰の頂上にて!)

 標高(1596m)が低いにもかかわらず、その景色は雄大であった。日本海に面した山々の積雪は半端じゃないようで、6月であっても山陰には残雪が見られた。

 今日は小白木峰へ縦走・・・南西に伸びる尾根を下り始める。正面には金剛堂山がどっしりと構えていた。尾根上には多くの花々が・・・

(小白木峰の池塘にて!)

 小白木峰は目立たないピークであった。なぜか二つの三角点が・・・

 その先を下ったところに池塘が・・・これを見たくてやって来た・・・それは期待以上で、ひっそりと水をたたえた水面は、長い山旅の疲れを忘れさせてくれた。

 その後、一気に斜面を下って取水口のある赤い橋の所へ降り立った。



画像はこちらから・・・
http://album.pentax.jp/166909111/albums/427388/

輪旅 乗鞍岳の展望を求め!!

2010-06-11 11:15:47 | 自転車旅
《輪旅 乗鞍岳の展望を求め!!》

 飛騨山脈(北アルプス)の展望を楽しむのには、5月か11月が良いようだ。
12月から4月までは、積雪か残雪で難儀をすることとなるから・・・
夏場・・・山に雪が無いのも寂しい・・・その迫力は半減するようだ。

 旧丹生川村役場よりスタートする。今回、初めて乗るフルサスMTB・・・Marc氏より譲り受け、整備をし直してのチャレンジとなる。

 未舗装の林道を20㌔・・・その乗り心地は異次元、少々の凹凸は難なくクリア。リジッドがマニュアル車とすれば、フルサスはオートマチック車・・・今までの苦労は何だったのかと思わせる。

 6月、林道脇の木々には葉が茂りはじめ、乗鞍の展望はイマイチ!・・・といったところだ。しかし、風で空気中の塵が吹き飛んだのか、とてもクリアな視界が嬉しい。右手方向には御岳の雄姿も垣間見えた。


(20㌔の未舗装林道を走る!)
 途中、十二ヶ岳へ立ち寄るという仲間と別れ、一人旅となる。ここは熊の巣でもあるとか・・・薮がゴソゴソと鳴るとドキッとする。ベルを鳴らそうとするが、それは付いていなかった。

 標高が上がり、稜線近くを行くようになると道の勾配が緩くなる。鼻歌交じりとまでは行かないが、坦坦と林道ツーリングを楽しむ。大きく伸びきったタラの芽が気になる。


(乗鞍岳の全容!)
 最高点を過ぎ、下りに入る。フロントタイヤの圧が高すぎるのか、グリップが今一で怖い思いをする。切通しのコーナーを左に曲がると、突然、目の前に乗鞍岳の大パノラマが広がった。「やったー!」これを見るために遠路はるばる・・・感動!感動!

 三千オーバーの山岳を眺めながらのツーリングは気持ちが良い。残雪におおわれた岩肌の迫力も格別・・・仲間との会話も弾む。


(素敵な仲間たち!)
 下り切った所はドライブイン、ベンチの前には飛騨牛のコロッケや串焼きが・・・感動の後は腹が空くようだ・・・迷わず、ほうばった。

 次の林道へ・・・実は、これが本日のメインディッシュ!??・・・だが、何と車のラリーイベントで道路の占有許可証が掛かっているではないか。残念!・・・無念な思いで重いペダルを漕ぎながら帰路に付いた。

 時間はまだ早い・・・温泉三昧!豆腐ステーキのグルメと楽しみ、飛騨の一日を満喫した。

動画はこちらから・・・
http://zoome.jp/nosanjin/diary/81/

フォトアルバムは・・・(期間限定)
http://album.pentax.jp/166909111/albums/419088/

山旅 飛騨・山之村の天蓋山へ!! 

2010-06-04 22:27:05 | 登山
《山旅 飛騨・山之村の天蓋山へ!! 》

 天蓋山の標高は1527m・・・そこから眺める北アルプスの眺望は最高。

 清見インター、古川、十三墓峠へとクルマを進め、旧上宝村へと入る。何度走っても飛騨の景色には感動する・・・まさしく日本の原風景!・・・いつまでも残しておいてもらいたいと。

 本郷を抜け、大きく下って高原川へ・・・次に双六川に沿って遡り、山吹峠を目指す。道はうねうねと蛇行を始め、グイグイと高度を上げてゆく。突然、右手方向に白い鋭鋒が・・・笠ヶ岳である。飛騨山脈(北アルプス)の山々の半分は長野県側に属し、岐阜県の山というイメージは薄い。唯一、三千メートル級で岐阜県だけの山というのは笠ヶ岳だけのようである。

 山吹峠を越えると旧神岡町山之村。山深い飛騨の中でも更に辺鄙、標高は900㍍、まさしく奥飛騨最後の秘境でもある。山之村牧場を過ぎ、中河与一の小説「天の夕顔」から名付けたのか、天の夕顔駅より登山を開始する。


(山之村・天の夕顔駅より)

 葉を落としたブナ林を沢に沿って登って行く。ショウジョウバカマの花が綺麗だ。心なしか空気も美味しい。これで元気が出ないはずが無い・・・高度を上げるに従い、白く雪に覆われた飛騨山脈の景色が広がってきた。


(黒部五郎岳の雄姿)

 笠ヶ岳、双六岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳、北ノ俣岳・・・蒼々たる山々の展望が開けてきた。これを見るためにやってきた!・・・思わず心の中でにんまりとする。

 浮かれていると道を失った・・・残雪期の山は怖い・・・夏道を雪が隠し、ルートを見失うことがある。藪を漕ぎ、尾根上に出て本来の道を探した。

 主稜線に出てからが長かった。アップダウンを数度繰り返し、ようやく本峰を望むことが出来た。


(天蓋山の頂上にて)
 360度さえぎる物なし・・・まるで奥飛騨の展望台に立ったよう・・・飛騨を囲む全ての山々が一望の元であった。貸切状態の頂上でいただくランチはまた格別、手作りの食材に鼓舞を打つ。ご馳走様・・・


(北アルプスのパノラマ)
 地図を片手に山座同定・・・過去の山行を懐かしく思う。


(池ヶ原湿原の水芭蕉)
 下山後、尾瀬にも負けない水芭蕉の群落があるという池ヶ原湿原へ向かう。まだまだ知られていないようで、ひと気は少なかった。 ちょうど花も盛りで、よく整備された木道の上を散策してみた。時期遅れのつくし採りを楽しむ方も・・・


(種蔵の板倉)
 飛騨の民家で特徴的なのが板倉・・・土と漆喰で作られた倉ではなく、板で壁が作られた小屋が畑や水田の中にぽつんと建てられている。火災の際、大事な家財道具や農作物の種を守るための知恵なのか、母屋とは離れているのが特徴である。

 旧宮川村種蔵・・・ここの集落には多くの板倉が残っており、独特の風景を楽しむことができる。

 山旅!・・・今回も飛騨の自然と文化を楽しめる企画であった。自画自賛ではあるが・・・