《クラブモデルでツイードラン 安曇野》
近ごろ、ツイードランというものが自転車仲間の間で流行りだそうです。ツイードとは、英国スコットランド産のウール(毛織物)で、千鳥格子や杉綾格子など独特の柄と風合いは大人の雰囲気に満ち溢れています。そんなファッションで自転車を走らせる・・・まさしくアダルトな遊びだと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=qMdGMiX1KHQ&feature=channel
クラブモデル(クラブマンモデル)・・・1930年代から1950年代にかけて英国で盛んだったクラブマンレースのための自転車で、泥除け、サドルバッグ、電装品を装備して、レース場まで自走して行き、それらの装備を外してレースに出場し、また装備を戻して自走して帰宅するという使い方をされたもので、ツーリング車とレーサーの中間にある自転車・・・と、あるサイトに書いてありました。イメージは、パターソンのペン画で描かれた自転車でしょうか、サドルバッグがとても格好良いです。
http://blogs.yahoo.co.jp/lloyd356/folder/201207.html
日本のサイクリングの原点は英国にあるように感じます。ジョンブル・・・英国紳士のきりっとした精神性には日本の武士道にも通じるものがあるかも知れません。そんな雰囲気を味わいたくてツイードラン「クラブモデルの集い」を計画してみました。
(これぞクラブモデル!?)
集合は、明科の龍門淵公園。カヌーでは何度もお世話になった場所です。今回の参加者は9名・・・関東や関西より筋金の入った趣味人の方々が集ってきました。天候・・・まだ雨は降り出してはいませんが、午後よりは大荒れの天気になるとか・・・大人の遊びは無理をしない!・・・クルマにて観光地めぐりプランへと変更です。
先ずは安曇野の定番ともいえる大王わさび田へ・・・丁度わさびの花が満開で、散策を楽しみました。ちょっと欧州を思わせる風景にツイードファッションの紳士たちが似合っています。黒沢映画のセットにも使われた水車のところで記念撮影・・・万水川の清流が絵になります。
(安曇野・大王わさび田にて)
観光客で賑わう穂高町(現安曇野市)の街並みを通り抜けていきます。穂高神社、禄山美術館・・・本来ならクラブモデルの自転車で訪れる予定のコースでした。昼食は穂高温泉郷の一角にある「ぶたのしっぽ」手造りカレーの美味しい店です。なんと、前泊の仲間の方がここに宿泊・・・とてもリーズナブルで食事の美味しいペンションでもありました。
走らないサイクリストは陸に上がった河童も同然・・・まるで絵になりません。急遽、信州の酒蔵めぐりへと大町市の造り酒屋を目指しました。「金蘭黒部」市野屋商店、「北安大国」北安醸造、「白馬錦」薄井商店・・・この三つの蔵が盛業されているそうですが、生憎と休業日・・・仕方なく、地元の酒屋さんで三銘柄のお酒を購入・・・夜の打ち合わせ?時のお楽しみとしました。
今宵の宿は、大町温泉郷にある老舗旅館「かしわ荘」・・・美人若女将の宿としても評判だとか・・・まさしく美形の姉妹が出迎えてくれました。源泉かけ流しの温泉は透明で湯量も豊富、先ずは身体の保養です。夜の料理・・・リーズナブルな宿泊料に見合わない手料理と品数に大満足・・・当然、キリッと冷やした純米生原酒が信州の旅を盛り上げてくれたことは言うまでもありません。
(絵になる風景)
翌日は快晴・・・スタートは大町運動公園より・・・大町ダムにある龍神湖を目指します。民家の庭先に植えられた梅や桜、畑の林檎や梨・・・信州の春は全ての花が一斉に咲くようです。背後には、北アルプスの白い峰々が・・・蓮華岳、針ノ木岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳・・・真っ白に雪をかぶった三千メートル級の鋭鋒が聳え立っていました。この風景を見たくって・・・
(迫力のサドルバッグ仕様 大町ダムにて)
大町ダムの展望台にてしばしの歓談・・・どれも凄すぎる自転車に圧倒されます。半世紀以上を耐え抜いた名車たち・・・ALPS、東叡、EVEREST・・・そこに装備されたパーツ類も凄い・・・ルーカスのヘッドランプも絵になります。
(休憩は英国式ティータイムで)
北安・・・北安曇野の意味合いでしょうか・・・田植えの準備が始まった田園風景の中を走り抜けて行きます。次は、仁科三湖と呼ばれる木崎湖へ・・・ここで英国式ティータイム・・・ミニストーブで沸かされたお湯で入れる紅茶も本格的・・・ビスケットとともに優雅な時間を過ごさせていただきました。
(木崎湖畔を快走)
小熊黒沢林道の基点はここ・・・今年は残雪が多く、走ることは出来そうもない。天候が良い日に・・・その稜線から眺める鹿島槍は大迫力・・・また改めて訪れてみたい。
(大町の郊外にて 針ノ木岳は雲の中)
大町の東に連なる山裾を池田町に向けて南下します。見下ろす田んぼの向こうには北アルプスの連山が・・・早くも天候は下り坂・・・山の頂上付近には重苦しい雲がかかり始めています。途中、国宝となる仁科神明宮へも寄ってみる。
(安曇野の道祖神)
昼食は池田町の「あうん」で・・・隠れ家的なレストランのため、何度も道に迷う。地元の方に尋ねながらようやく高台にあるお店に到着・・・雄大な安曇野平野を見下ろしながらのランチタイムは至福のひと時・・・時間を忘れて仲間と歓談・・・タイムオーバー・・・早くもしぐれ雨が黒い雲とともに・・・走行をあきらめ、タクシーでのクルマ回収は想定外の出来事でした。
(満開の桜の下で)
「クラブモデルでツイードラン」・・・こんな楽しい遊びがあって良いのかなと!・・・大満足な自転車旅を心の中で振り返りながら帰途のクルマを走らせました。
近ごろ、ツイードランというものが自転車仲間の間で流行りだそうです。ツイードとは、英国スコットランド産のウール(毛織物)で、千鳥格子や杉綾格子など独特の柄と風合いは大人の雰囲気に満ち溢れています。そんなファッションで自転車を走らせる・・・まさしくアダルトな遊びだと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=qMdGMiX1KHQ&feature=channel
クラブモデル(クラブマンモデル)・・・1930年代から1950年代にかけて英国で盛んだったクラブマンレースのための自転車で、泥除け、サドルバッグ、電装品を装備して、レース場まで自走して行き、それらの装備を外してレースに出場し、また装備を戻して自走して帰宅するという使い方をされたもので、ツーリング車とレーサーの中間にある自転車・・・と、あるサイトに書いてありました。イメージは、パターソンのペン画で描かれた自転車でしょうか、サドルバッグがとても格好良いです。
http://blogs.yahoo.co.jp/lloyd356/folder/201207.html
日本のサイクリングの原点は英国にあるように感じます。ジョンブル・・・英国紳士のきりっとした精神性には日本の武士道にも通じるものがあるかも知れません。そんな雰囲気を味わいたくてツイードラン「クラブモデルの集い」を計画してみました。
(これぞクラブモデル!?)
集合は、明科の龍門淵公園。カヌーでは何度もお世話になった場所です。今回の参加者は9名・・・関東や関西より筋金の入った趣味人の方々が集ってきました。天候・・・まだ雨は降り出してはいませんが、午後よりは大荒れの天気になるとか・・・大人の遊びは無理をしない!・・・クルマにて観光地めぐりプランへと変更です。
先ずは安曇野の定番ともいえる大王わさび田へ・・・丁度わさびの花が満開で、散策を楽しみました。ちょっと欧州を思わせる風景にツイードファッションの紳士たちが似合っています。黒沢映画のセットにも使われた水車のところで記念撮影・・・万水川の清流が絵になります。
(安曇野・大王わさび田にて)
観光客で賑わう穂高町(現安曇野市)の街並みを通り抜けていきます。穂高神社、禄山美術館・・・本来ならクラブモデルの自転車で訪れる予定のコースでした。昼食は穂高温泉郷の一角にある「ぶたのしっぽ」手造りカレーの美味しい店です。なんと、前泊の仲間の方がここに宿泊・・・とてもリーズナブルで食事の美味しいペンションでもありました。
走らないサイクリストは陸に上がった河童も同然・・・まるで絵になりません。急遽、信州の酒蔵めぐりへと大町市の造り酒屋を目指しました。「金蘭黒部」市野屋商店、「北安大国」北安醸造、「白馬錦」薄井商店・・・この三つの蔵が盛業されているそうですが、生憎と休業日・・・仕方なく、地元の酒屋さんで三銘柄のお酒を購入・・・夜の打ち合わせ?時のお楽しみとしました。
今宵の宿は、大町温泉郷にある老舗旅館「かしわ荘」・・・美人若女将の宿としても評判だとか・・・まさしく美形の姉妹が出迎えてくれました。源泉かけ流しの温泉は透明で湯量も豊富、先ずは身体の保養です。夜の料理・・・リーズナブルな宿泊料に見合わない手料理と品数に大満足・・・当然、キリッと冷やした純米生原酒が信州の旅を盛り上げてくれたことは言うまでもありません。
(絵になる風景)
翌日は快晴・・・スタートは大町運動公園より・・・大町ダムにある龍神湖を目指します。民家の庭先に植えられた梅や桜、畑の林檎や梨・・・信州の春は全ての花が一斉に咲くようです。背後には、北アルプスの白い峰々が・・・蓮華岳、針ノ木岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳・・・真っ白に雪をかぶった三千メートル級の鋭鋒が聳え立っていました。この風景を見たくって・・・
(迫力のサドルバッグ仕様 大町ダムにて)
大町ダムの展望台にてしばしの歓談・・・どれも凄すぎる自転車に圧倒されます。半世紀以上を耐え抜いた名車たち・・・ALPS、東叡、EVEREST・・・そこに装備されたパーツ類も凄い・・・ルーカスのヘッドランプも絵になります。
(休憩は英国式ティータイムで)
北安・・・北安曇野の意味合いでしょうか・・・田植えの準備が始まった田園風景の中を走り抜けて行きます。次は、仁科三湖と呼ばれる木崎湖へ・・・ここで英国式ティータイム・・・ミニストーブで沸かされたお湯で入れる紅茶も本格的・・・ビスケットとともに優雅な時間を過ごさせていただきました。
(木崎湖畔を快走)
小熊黒沢林道の基点はここ・・・今年は残雪が多く、走ることは出来そうもない。天候が良い日に・・・その稜線から眺める鹿島槍は大迫力・・・また改めて訪れてみたい。
(大町の郊外にて 針ノ木岳は雲の中)
大町の東に連なる山裾を池田町に向けて南下します。見下ろす田んぼの向こうには北アルプスの連山が・・・早くも天候は下り坂・・・山の頂上付近には重苦しい雲がかかり始めています。途中、国宝となる仁科神明宮へも寄ってみる。
(安曇野の道祖神)
昼食は池田町の「あうん」で・・・隠れ家的なレストランのため、何度も道に迷う。地元の方に尋ねながらようやく高台にあるお店に到着・・・雄大な安曇野平野を見下ろしながらのランチタイムは至福のひと時・・・時間を忘れて仲間と歓談・・・タイムオーバー・・・早くもしぐれ雨が黒い雲とともに・・・走行をあきらめ、タクシーでのクルマ回収は想定外の出来事でした。
(満開の桜の下で)
「クラブモデルでツイードラン」・・・こんな楽しい遊びがあって良いのかなと!・・・大満足な自転車旅を心の中で振り返りながら帰途のクルマを走らせました。