詩と写真 *ミオ*

歩きながらちょっとした考えごとをするのが好きです。
日々に空いたポケットのような。そんな記録。

森のことづて、のこと

2022年02月01日 | 
よくぼうはたくさんある
したい、いたい、もある

糞虫がいた。
ということは
ほ乳類がいた
いたいもあった
きぎはいきていた
ヤク
四千年前のすぎのもり
らせんかいだんをおりていくと
キョボク
立ち上がってくる
ジカン
さかのぼってくる
ワタシ
匂いを嗅いでいる
四千年前の

縄文時代に埋もれた森が
わたしによみがえるとき
わたしもよみがえる
ミトコンドリアの時代から
レンメンとつづいてきたレンサのわたし
したい!
よみがえる!
いたい!も
よみがえる!
こは!うまれない!
たえてひさしくなりけれど
キノカオリ……いきていて
むしのむかしをたずねては
琥珀のゆかり
いにしえの森
原始の欲望生きていて
生きて
空を見たい
毛細血管として
わたしの感覚の枝葉の影を透かし広げる
レースのように広がっていく



※三瓶小豆原埋没林を訪れて感動し、興奮し
購入した『森のことづて」(公益財団法人しまね自然と環境財団より発行)を読んで書きました
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