こんばわ!
甘いものには目がない宇宙人エーコです!!
さて、お待ちかねの日本ミツバチの秘密を大公開いたします!
養蜂家さんにこっそり教えてもらったので、養蜂箱の秘密は書けません。
あくまで日本ミツバチの生態についてのみですのでご容赦くださいね!
まず、日本ミツバチ蜂蜜と西洋ミツバチの蜂蜜の違いからご説明いたします。
1.蜂蜜の違いは?
西洋ミツバチとの一番の差は何の花の蜜を食べるのか?ということですが、日本ミツバチは「何でも蜜を拾ってくる」のでその蜂蜜は「百花蜜」と呼ばれています。
色んな花から集めてくるのでその味わいも濃厚にして複雑。
芳醇にして甘美。
まるでお花畑が口の中で再現されているかの如し。
西洋ミツバチの蜂蜜は時期ごとに1種類の花から蜜を採取するので味はその花に影響を受けます。
そのため西洋ミツバチの蜂蜜は甘さが尖がっているというか、濃厚だけど広がりがない感じとでも言えば良いのでしょうか?
やはりここら辺が日本ミツバチの熱烈なファンの間でも珍重される由縁なのでしょう。
2.性格と攻撃性は?
西洋ミツバチはとても攻撃的ですが、それに比べると日本ミツバチはかなり大人しいと言えます。
ですが全く刺さない訳ではありません。
不用意に近づくと刺されます。
秋はスズメバチの繁殖期で、卵を抱えたメスのスズメバチが日本ミツバチを蛋白源として襲います。
しかし一対一で戦っては全滅するので日本ミツバチはある特殊な戦法で撃退するのです。
スズメバチの耐熱温度は60度。
体温がこれを超えると死にます。
方や日本ミツバチは65度まで活動できます。
そこで、巣に襲ってくるスズメバチ1匹に数十匹の日本ミツバチが取り付き、羽や体を振動させて温度を上昇させます。
そして60度を超えるまでスズメバチを暖め続けるのです。
たった5度の温度差を利用した命をかけた反撃方法なのですね!
3.苦手なもの
日本ミツバチは温度変化には比較的強く、季節を通じて移ろい行く花の蜜を食べるので越冬が可能なのです。
ですが、巣を蜂任せにしておくとスムシという害虫が巣箱に入りミツバチを全滅させてしまいます。
なので養蜂家さんは常に巣箱の掃除に気を配る必要があるのです。
また、養蜂家さんが蜜を摂りすぎると巣箱を放棄して全員出てゆきます。
特に秋は越冬するために大目の蜂蜜を残してあげないと家出されてしまいますよ。
その量は色いろ説がありますが半分以上残せば大丈夫ような噂があります。
4.社会性
温度変化にも強い日本ミツバチですが、単体でそうだと言うわけではないのです。
実は、夏場は扇風機役の蜂が巣の入り口付近に常駐して代わる代わる羽で巣内の空気を外と循環させるんです。
冬は羽をばたつかせることで体温を上げて室内の温度も上げます。
さらに、温度調節とは別に巣の入り口には門番役も居て、蜂蜜を持ち帰ってくる蜂を一匹ずつ見張っています。
彼らを追って天敵が背後に迫ってないかをいち早く発見するためです。
5.養蜂家になるために
また毎年3月下旬から4月上旬までに分蜂(ぶんぽう)といって、女王蜂が娘のために働き蜂を引き連れて巣から出てゆきます。
出て行った一派は別の巣を探します。
この時に巣箱を日本ミツバチが居そうな所へ設置して蜂に選んでもらうのです。
蜂を上手に誘うには蜜蝋とキンリョウヘンという蘭の一種を使います。
このキンリョウヘンが実はとても貴重な蘭で、一鉢5000円以上します。
蜂をおびき寄せるのに最近ではキンリョウヘンの成分に似た効果のある薬剤が使われることも多くなりました。
いずれにしても「ただで蜂を働かせて自分ばかりが甘い蜜を啜る」ようでは必ず失敗します。
蜂との共存共栄を目指さなければ続けられないと感じました。
子供や孫の世代に、豊かな食料を生み出す自然の摂理を残すんだ!という意思がなければ結構大変です。
不届きなことに最近では勝手に他人の山に巣箱を仕掛けて居たり、誰かが設置したものを盗む人も居るようです。
技術の進化のおかげで安価なGPSを巣箱にセットする養蜂家さんも居て、すぐに犯人を逮捕することも出来ますので割に合わない犯罪はしないことですね。
さて以上が養蜂家さんを取材して教えてもらったことです。
いかがでしたか?
少しは知的好奇心を満足させることが出来たでしょうか?
でも私のハニーは一体いつになったら見つかるのでしょうか?
やはりおびき寄せる餌が必要なのかもしれませんね?
あ、そんな餌があったら私が自分で食べちゃうか!
ダメだこりゃ・・・┓( ´ o ` )┏ オーノ~