予想はほぼ完璧でした。
今回の京都大賞典には4つの大きなファクターが事前に提示されていました。
①ナリタトップロードはいつもの休養明け以上に本気で仕上げてきていた。
②テイエムオペラオーは去年の暮れあたりからズブさを見せ始めている。
③ステイゴールドが差し切りで勝ち始めた。
④天気は晴れ。絶好の馬場コンディション。
まず①についてですが、トップロード陣営はなんとかオペラオーに勝ちたい。
もう一度ライバルの座に、という思いから、秋緒戦での勝負に賭けた感があります。
休養明けならなんとかオペラオーに勝てるかもしれないということでキッチリ仕上げてきました。
今までの休養明けとは違い、脾腹もスッキリしていたし、ああ本気だな、という印象を強く受けました。
②について。これは気づいている人も多いと思いますが、春の産経大阪杯で4着に破れたとき、
ファンのみならず陣営も敗因を休養明けの仕上げに求めました。
確かにそれもあるかな、とは思いましたが、私はもう一つの大きな敗因を見出しました。
それはズブさ。
去年の有馬記念、不利を克服して『あんな不利でも勝てるオペラオーはやっぱり最強だ』と思った人も多いでしょう。
しかし、あの時点でオペラオーはズブくなりはじめていたのです。
4コーナーでの反応が悪いが為に包まれざるを得ない状況になったわけです。
それが今年緒戦の産経大阪杯で明確になりました。
マクリにきたアドマイヤボスについていく事ができず、結局流れに乗れぬまま4着に敗退したわけです。
こういう事実をもちろんジョッキーも察知しているでしょうから、私はトップロード渡辺はかならずオペラオーの後ろで
レースを進めると思っていました。
この位置取りは④のファクターにも関係してくるのですが、高速馬場だけに一見菊花賞の再現を狙ってトップロードは
オペラオーの前に行きそうな気がします。
しかしこの④を一番気にしていたのはトップロードではなくオペラオーだったのです。
ズブくなった分を早目の位置取りで挽回する、です。
さて順序は変わりましたが、最後に③のファクターです。
ステイゴールドはここ最近、本当に安定して伸びてくるようになりました。しかも以前よりキレ味は増しています。
この事実がある時点で、後藤はオペラオーの直後でレースをするという予想が立ちます。
これで、それぞれのファクターから導き出される答えが見えてきます。
そう、3頭の位置取りとレースの終盤の進め方です。
オペラオー、ステイ、トップロードの順で3コーナーまできます。
ここでトップロード渡辺が仕掛けます。もちろんオペラオーがすんなりついて来れないという前提の元にです。
トップロードに離されまいとするオペラオー和田はついて行こうと仕掛けます。
このときステイ後藤はオペラオーの内でじっくりついて行きます。ワンテンポずらして仕掛けるはずです。
4コーナーでトップロードが先頭に立ち、半ばでオペラオーが並び、最後にステイが差す。これが私の出した答えでした。
馬券はステイゴールドの単勝です。
レースはあのような結果になりました。唯一読みきれなかったのは、ステイのキレ味ということになりましょうか。
先にステイが抜け出しました。しかもオペラオー、トップロードがとても差し切れそうも無い脚で。
アクシデントはその後に起きました。
あのアクシデントはある意味仕方ないかなと思います。後藤は直線で一度ヨレたステイを鞭を持ち替えて立て直そうとしました。
通常なら追うのをやめてまず立て直すべきなのでしょうが、現役最強馬に勝てると思うと、追うのをやめる訳にもいかず、
追いながらなんとか立て直そうとしたのでしょう。
勝ちたいという気持ちが強すぎたということだと思います。
願わくば、もう一度あの3頭のレースを見てみたいものです。
今回の京都大賞典には4つの大きなファクターが事前に提示されていました。
①ナリタトップロードはいつもの休養明け以上に本気で仕上げてきていた。
②テイエムオペラオーは去年の暮れあたりからズブさを見せ始めている。
③ステイゴールドが差し切りで勝ち始めた。
④天気は晴れ。絶好の馬場コンディション。
まず①についてですが、トップロード陣営はなんとかオペラオーに勝ちたい。
もう一度ライバルの座に、という思いから、秋緒戦での勝負に賭けた感があります。
休養明けならなんとかオペラオーに勝てるかもしれないということでキッチリ仕上げてきました。
今までの休養明けとは違い、脾腹もスッキリしていたし、ああ本気だな、という印象を強く受けました。
②について。これは気づいている人も多いと思いますが、春の産経大阪杯で4着に破れたとき、
ファンのみならず陣営も敗因を休養明けの仕上げに求めました。
確かにそれもあるかな、とは思いましたが、私はもう一つの大きな敗因を見出しました。
それはズブさ。
去年の有馬記念、不利を克服して『あんな不利でも勝てるオペラオーはやっぱり最強だ』と思った人も多いでしょう。
しかし、あの時点でオペラオーはズブくなりはじめていたのです。
4コーナーでの反応が悪いが為に包まれざるを得ない状況になったわけです。
それが今年緒戦の産経大阪杯で明確になりました。
マクリにきたアドマイヤボスについていく事ができず、結局流れに乗れぬまま4着に敗退したわけです。
こういう事実をもちろんジョッキーも察知しているでしょうから、私はトップロード渡辺はかならずオペラオーの後ろで
レースを進めると思っていました。
この位置取りは④のファクターにも関係してくるのですが、高速馬場だけに一見菊花賞の再現を狙ってトップロードは
オペラオーの前に行きそうな気がします。
しかしこの④を一番気にしていたのはトップロードではなくオペラオーだったのです。
ズブくなった分を早目の位置取りで挽回する、です。
さて順序は変わりましたが、最後に③のファクターです。
ステイゴールドはここ最近、本当に安定して伸びてくるようになりました。しかも以前よりキレ味は増しています。
この事実がある時点で、後藤はオペラオーの直後でレースをするという予想が立ちます。
これで、それぞれのファクターから導き出される答えが見えてきます。
そう、3頭の位置取りとレースの終盤の進め方です。
オペラオー、ステイ、トップロードの順で3コーナーまできます。
ここでトップロード渡辺が仕掛けます。もちろんオペラオーがすんなりついて来れないという前提の元にです。
トップロードに離されまいとするオペラオー和田はついて行こうと仕掛けます。
このときステイ後藤はオペラオーの内でじっくりついて行きます。ワンテンポずらして仕掛けるはずです。
4コーナーでトップロードが先頭に立ち、半ばでオペラオーが並び、最後にステイが差す。これが私の出した答えでした。
馬券はステイゴールドの単勝です。
レースはあのような結果になりました。唯一読みきれなかったのは、ステイのキレ味ということになりましょうか。
先にステイが抜け出しました。しかもオペラオー、トップロードがとても差し切れそうも無い脚で。
アクシデントはその後に起きました。
あのアクシデントはある意味仕方ないかなと思います。後藤は直線で一度ヨレたステイを鞭を持ち替えて立て直そうとしました。
通常なら追うのをやめてまず立て直すべきなのでしょうが、現役最強馬に勝てると思うと、追うのをやめる訳にもいかず、
追いながらなんとか立て直そうとしたのでしょう。
勝ちたいという気持ちが強すぎたということだと思います。
願わくば、もう一度あの3頭のレースを見てみたいものです。