未来予想屋の競馬blog

競馬予想・回顧・競馬本の紹介・競馬紀行などをぼちぼち更新しています。

止まり木ブルース

2011-05-31 | 競馬本
■止まり木ブルース(毎年単行本出てます)


競馬評論家である塩崎利雄が、1986年より日刊ゲンダイ・競馬面の
土曜版に連載中の競馬同時進行ドキュメント小説。


品川・新馬場商店街のバー「再会」が舞台の中心。
ストーリーは基本的に実際に行われている中央競馬の日曜日のメイン
レースに沿って展開され、現実のメインレースを主人公の生まれて
このかたずっと無職で遊び人の博徒である「健坊」が予想をして毎週、
大銭を注ぎ込み馬券を買う。
主人公である健坊の馬券を獲ったり、獲られたりの泣き笑い博徒人生
を中心に品川の住人たちの悲喜交々の物語が描かれている。
(byウィキペディア)

とにかくさくさく読めます。
私は日刊ゲンダイは読まないのでもっぱら単行本だけなのですが、単行本
ならではの楽しみがあります。
それは何といってもレース結果を知っていること。
健坊とその仲間たちの予想の過程に「健坊、そうじゃないよ!」とか
「そうそう健坊、そのまま予想を変えたらあかん。あー結局そっちの馬?
それは4着なのよ・・・」と結末を知っているからこその楽しみがあります。


もし興味が湧きましたら一度いかがでしょうか。






オルフェーブル池添騎手お見事!!

2011-05-29 | 競馬回顧





たった今日本ダービーが終わりました。
どっと疲れが出ました。(笑)


しかし面白いレースでしたねぇ。
馬券は外れましたけど、多くの馬が力を出し切った感じがします。


 1着 △ オルフェーブル
 2着 - ウインバリアシオン
 3着 ◎ ベルシャザール
 4着 ▲ ナカヤマナイト
 5着 - クレスコグランド


正直、今日の東京芝のレースをみていて、前日までと傾向がまったく
変わって外伸びになっていたので、今回の予想とは正反対で厳しいな
と思ってレースをむかえました。


結果的に最後の脚を持った2頭で決着しましたね。
オルフェーブルはまだしも、ウインバリアシオンは私には買えません。
この馬場傾向、そして恵まれた馬体が有利に働いたということでしょうか。
それにしてもオルフェーブルは強かったですね。
馬体重が軽めなのでこの重馬場はきついかと思いましたが、なんのその。
昨日のBSの競馬中継でマイネルの岡田総帥が仰っておられたように、筋肉が
上質で上滑りするような馬場でも上手く制御できるのでしょうね。
完敗です・・・。


◎を打ったベルシャザールは前に行ってよく頑張ってくれました。
馬場傾向とは間逆の馬だけに、やはりこの馬は強いなと改めて感じました。
今後も引き続き狙って行きたいなと思います。


▲ナカヤマナイトは歯がゆいレースが続きますね。
まじめに走るいい馬なのでしょうがG1を勝つには何か足りない馬なのかも
しれないなという思いを強くしました。
いい意味でも悪い意味でも優等生、というところでしょうか。


人気どころではデボネアは大撃沈でしたね。
この馬も切れ味があるほうではないので仕方ないのでしょう。
切れ味が無いから前に行けばいいけど今日の馬場では前に行っても勝負に
ならないと踏んでのあの位置取りだったのでしょうか。
まあいずれにせよこの馬の実力を出せる条件ではなかったのかなと思います。
馬券では過去にお世話になっている馬なので、今後も注視したいです。


あとは、各騎手のレース後のコメントを待ちたいです。
ダービーが終わって気が抜けましたが、来週もG1安田記念。
うっとおしい天気が続きますが週末を楽しみに仕事頑張ります・・・。


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重馬場で荒れろ!!日本ダービー!!

2011-05-28 | 競馬予想





いよいよ明日は日本ダービーですね。
不良馬場で行われそうな今回。
一筋縄ではいきそうにありません。


■東京11R 東京優駿 日本ダービー(G1)


先週のオークスも直前に大量の雨で馬場は悪くなり、結果は前目に付けて
最後は馬場の内を通った馬に有利であった。


明日はオークス以上に馬場が悪くなるだろう。
そして、今日の東京競馬場の芝のレースを見る限り、やはり内目のほうが
伸びており、内から5頭目より外は伸びてはくるものの3着が精一杯という印象。


もともと近年の日本ダービーは真ん中より内の馬が好成績を収めている。
それに加えて今の馬場状態。
傾向は一層強まるのではないだろうか。


というわけで、道悪馬場と決め打って予想したい。


◎はベルシャザール。
重賞未勝利馬が活躍できないダービーなのでデータ的には厳しいが、上記の
好走条件にぴったり当てはまるのがこの馬。
皐月賞で◎を打って見事?大撃沈してくれたので、その借りを返してくれよ!
という思いもあっての◎であることも否定できないが(笑)、皐月賞の時も
書いた様にレベルの高いと思っているレースで好走してきた馬。
前走は、馬体を大幅に減らしたことと、1頭のみの輸送で精神的に落ち着けて
いなかったことの模様。
今回は輸送もうまく行ったようだし、馬体重も追い切り後の馬体重を見る限り
戻っているようだ。


○は同枠からフェイトフルウォー。
この馬も皐月賞で大惨敗しているものの、重馬場は合いそう。
行かない馬がいれば逃げてもという考えもあるようだし、鞍上カッチーも
重馬場は得意な騎手。
ホープフルステークスでベルシャザールの3着、京成杯では今回デットーリ
効果もあって人気しているデボネアを押さえ込んでいる。
前に行ってくれれば面白い。


▲はナカヤマナイト。
前走は共同通信杯からのぶっつけ本番。
せっかく好枠を引いたのに最後の直線は伸びない直線に出してしまい、伸びを
欠いて5着に敗退。
力は見せた。
今回はある意味皐月賞たたき台の2走目。
鞍上もそろそろダービーを勝ってもいいのでは?と思える(笑)柴田善J。
追い切り後にはそこそこ自信のあるようなコメントをしてもいるし、今回は
ちゃんと前目に付けて内を通って伸びてきて欲しい。
外に出したらアウト。


以下、サダムパテック、オルフェーブル、トーセンラーあたり。
この3頭は比較的後方からの競馬を余儀なくされそうなのと、配当妙味が薄い
ことから印を落とした。
ちなみに、道悪のダービーでは馬体重が大きい馬が好走している。
そういう意味では430、440キロ台のオルフェーブル、トーセンラーには厳しい
条件となる。


デボネアは・・・正直週の初めでは本命を考えていた。
道悪も良さそうだし、ある程度前にいける。何といっても鞍上がデットーリ。
しかし、前回の記事でも書いたようにあまりにも条件が整いすぎているように思える。
完全に感覚の話になってしまうが・・・。


馬券は◎と○が同枠だし2頭とも人気がないようなので枠連もうまく使いたい。


 ◎ベルシャザール
 ○フェイトフルウォー
 ▲ナカヤマナイト
 △サダムパテック
 △オルフェーブル
 △トーセンラー
 △デボネア

 (買い目)
   馬連BOX ⑦⑧⑩(3点)
   枠連流し 4-1、3、4、5、6、7(5点)


※にんじんさんへ
 ほんと、いよいよ待ちに待ったダービーですね!!
 コティリオンは確かに怖いです。
 騎手がみんな前を意識して、馬場の割りに速い競馬になった際には
 息を潜めて最後の直線でガツンと来るかも・・・と思ってます。


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ダービーに向けて

2011-05-27 | 競馬予想

いよいよ待ちに待った日本ダービーですね。
枠順も決まりました。

1枠 1番 ウインバリアシオン  57 安藤勝己
1枠 2番 サダムパテック    57 岩田康誠
2枠 3番 オールアズワン    57 藤田伸二
2枠 4番 リベルタス      57 四位洋文
3枠 5番 オルフェーヴル    57 池添謙一
3枠 6番 クレスコグランド   57 浜中俊
4枠 7番 ベルシャザール    57 後藤浩輝
4枠 8番 フェイトフルウォー  57 田中勝春
5枠 9番 コティリオン     57 小牧太
5枠10番 ナカヤマナイト    57 柴田善臣
6枠11番 デボネア       57 L・デットーリ
6枠12番 エーシンジャッカル  57 川田将雅 
7枠13番 ロッカヴェラーノ   57 武豊
7枠14番 ショウナンパルフェ  57 三浦皇成
7枠15番 トーセンラー     57 蛯名正義
8枠16番 トーセンレーヴ    57 C・ウィリアムズ
8枠17番 ユニバーサルバンク  57 福永祐一
8枠18番 ノーザンリバー    57 N・ピンナ


まだ、全く予想していませんが、今のところの感覚的に
馬券の対象としたいなと思っているのは、内枠から

サダムパテック
オルフェーヴル
ベルシャザール
フェイトフルウォー
ナカヤマナイト
デボネア
トーセンラー

あたりです。
週初めはデボネアが面白いかなと思っていたのですが、
デットーリが騎乗することが決まったり、モハメド殿下が
観戦のために来日することになったりで、実力以上に人気する
可能性が高く、中心で買う気がそがれていっているところです。

ちょっとできすぎ、というか舞台が整いすぎかな、と。
逆にデットーリが結局乗れず、佐藤哲のまま、とか言うほうが
面白かったのにと思います。
あくまでも感覚ですけどね。
「全て順調。問題ありません。勝てる条件は揃ってます」という
馬ほど負けるのが競馬ですし。


デボネアの期待値が低くなるにつれ、相対的に期待値が高く
なりそうなのがナカヤマナイトかなと思います。
もともとこの世代では上位の戦跡を残してきた馬。
前走は共同通信杯から少し間隔が空いての結果ですし、内容は
そこまで悪くないので巻き返しは十分可能かなと思ってます。

風雷雨のオークスは荒れた

2011-05-23 | 競馬回顧





オークスが終わりました。
結果は、想定していた桜花賞組の決着とは全く反対のものでした。


スタート前から東京競馬場は風雨に見舞われ、何だか嫌~な雰囲気
が漂い始めていました。


レースでホエールキャプチャは出遅れ、マルセリーナもまあいつもどおり
の2間歩目の遅さからやや後方に。
また、逃げるのはこの馬と思っていたシシリアンブリーズも後手を
踏みましたね。


1コーナーから2コーナーにかけては、ピカッピカッとあれは雷でしょうか。
ますます雨、風ともに強くなる感じで、これはスンナリ収まりそうにないな
という思いがどんどん強くなって来ました。


そんな中ホエールキャプチャの池添騎手は何とかいいポジションを
取ろうと馬を動かし、逆にマルセリーナの安藤勝騎手は桜花賞と同じく
最後の直線にかけるといった感じでジッとしていました。


この時点で、マルセリーナは厳しいなという感じでしたね。
もちろん、前日の東京競馬場の芝レースをみていて、かなり時計が早く前
がなかなか止まらない馬場だということは予想の段階で分かった上で、
それでもその不利を十分克服してくれると思い本命を打ったので、最後の
直線何とかしてくれると思ってみていたのですが・・・。


安藤騎手のレース後のコメントを読んでみると馬場も応えたようで、
最後よく伸びてきたのですが届かず4着となりました。


一方のホエールキャプチャも、最初の出遅れを挽回しようと要所要所で
脚を使っていたのが応えたのか2頭を捕らえられずに3着となりました。
しかしメンバー中最速の上がりを使っており、やはり安定した馬だなという
印象を残しました。


1着2着の2頭は、今の東京コースの馬場を最大限に活かした結果だったと
思います。


今回の予想については、マルセリーナとホエールキャプチャをあまりにも
信頼しすぎてしまったことが大きな敗因のような気がします。
オッズにも現れていた通り2強だと思い込んでいたことを、あとになって
失敗したなと思いました。


認識としては「レーヴディソールがいなくなった時点からどんぐりの背比べ」
というものになっていたはずなのに、残った馬達の中であきらかに2頭を
抜けた存在として扱ってしまったことが良くなかったのかなと。


まあそれでも2頭は3着4着にきているので、同世代の中では強い馬である
ことは間違いないのでしょうけども、抜けてはいないのだということかなと
思いました。


負けた分は来週のダービーで取り返したいと思います!!


※リタイアマンさんへ
 コメントありがとうございます!
 今回は馬連を買うとしたらマルセリーナとホエールキャプチャの1点
 になると思い、それでは2倍台であまりにも買う気が起こらず3連複にしました。
 結果的には外れていますけども。(笑)
 でも、仰るとおり馬連中心というのは今後も続けて行きたいと思ってます。












2冠馬誕生なるか

2011-05-22 | 競馬予想





昨日は会社の同じ部の同僚で結成している「CLUB競馬」で京都へ突撃しました。
京都競馬場に行ったらまずはここへ。
私を競馬の世界に引き入れてくれた大切な馬です。。。


天気がめちゃくちゃ良くて風が気持ちよかったです。
みんなそろって負けましたが(笑)楽しい1日でした。


■東京11R 優駿牝馬オークス(G1)


単勝オッズをみると、先週のヴィクトリアマイルに似た構図。
結果もそのとおりになる公算が高いようであまり馬券購入意欲が湧かない。


ヴィクトリアマイルの時のレディアルバローザのような馬もイマイチ
見つからないのでここはおとなしくしていたほうが良さそう。


近年のオークスは桜花賞組が圧倒的に上位を占めている。
阪神競馬場のコースが変わり、桜花賞が以前のように紛れることが少なくなり、
実力が如実に現れるようになった証なのではないだろうか。


また、オークスまで僅かな期間であるため、その間に桜花賞のときの力関係が
逆転することは考えづらいことも一因としてあるのだろう。
そう考えると、桜花賞の時に自分の中にあった力関係どおりに買うのが筋か。
桜花賞に続いて◎マルセリーナは素直に決まる。


もちろん相手も桜花賞組。


別路線組みで通用するとすれば、桜花賞に出てきていたような馬たちとの
対戦経験がなく、未知の魅力にあふれるような馬(戦跡でも底を見せていない馬)
だけと思われる。
しかし、今年はそういう馬が見当たらない。


穴人気している中では、バウンシーチューンやグルヴェイグあたりがいるが、
バウンシーチューンはそもそも初勝利をあげるまでに何走も要している。
これは藤沢調教師が著書の中で述べてもいたのだが、忘れてならないのは今回まったく
人気していない桜花賞組などが、元をたどればずいぶん前にさっさと初勝利をあげ、
2勝目をあげ、オープンを勝ったり重賞で好走してきているのだ。
直近の成績だけ見ると魅力を感じるが、そういう側面があることも忘れてはならない。


グルヴェイグのように5月に入ってようやく500万下を勝ったような馬は、オークスで
好走したためしがない。
そのジンクス?を破れればたいしたものだが、それを抜きにしたとしても2走前の
エルフィンステークスでマルセリーナに完敗していることを考えれば、ここで
逆転するのは相当難しいと判断せざるを得ない。


というわけで、桜花賞組での決着とみる。
基本はマルセリーナとホエールキャプチャの一騎討ちと思うので、馬連を買っても
仕方が無いので3連複で軽く勝負して、来週のダービーに賭けたい。

 ◎マルセリーナ
 ○ホエールキャプチャ

 (買い目)
   3連複2頭軸流し ⑨⑫-①②⑦⑩⑭(5点)











見ごたえのあるレースでした(ヴィクトリアマイル回顧)

2011-05-17 | 競馬回顧





ヴィクトリアマイルは完全にトリガミでした。


【ヴィクトリアマイル予想結果】
 2着  ◎ブエナビスタ
 3着  ○レディアルバローザ
 1着  ▲アパパネ
 5着  △アンシェルブルー
 10着  △ディアアレトゥーサ
 14着  △エイシンリターンズ


あと数十メートル、レディアルバローザが残ってくれれば、というところでしたが
ブエナビスタとアパパネを相手に十分戦ったと言えそうです。
レディアルバローザはやはり一皮向けた感じですね。
今後も楽しみです。


ブエナビスタは調教過程などを見るとやはり急仕上げの感があったようですね。
そこに隙があると思い、あわよくば3着に沈んでくれたら・・・と思っていた
のですが、結果は2着。
やはり強い馬です。
アパパネのように前哨戦で崩れるようなこともなく、本当に強い馬だと思います。


勝ったアパパネは蛯名騎手が完璧な騎乗をしましたね。
ブエナビスタに勝つにはこれしかない、という競馬だったように思います。
あとは、前哨戦も含めて信頼の置ける馬になってくれれば申し分ない感じですかね。
私とはいつまでも相性の悪い馬のようです。(笑)


アンシェルブルーもG1でこれだけ走れれば十分でしょう。
今後が楽しみです。


今週はオークス。
マルセリーナが一歩リードなのでしょうけども、相手はまったくわかりませんね。
高配当が期待できそうですし、楽しみです。


※takenaoさんへ
 「今回は2頭で仕方が無い」・・・本当にそのとおりになりましたね!!
 お見事!すばらしいです!!
 私は完全にトリガミでした。トホホ・・。(笑) 



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本当に2強なのか?

2011-05-15 | 競馬予想





NHKマイルカップは馬連が10倍以上つくとは・・・ということで6点購入
だったのでプラスになりました。馬連中心に戻した今年はいい調子が続いています。


ざっと今年のブログ予想を見返してみたのですが、


 シンザン記念   ○ 単勝22.3倍 馬連88.9倍
 ジャニュアリーS ×
 紅梅S      ○ 枠連35.2倍
 淀短距離S    ×
 フェアリーS   ×
 中山記念     ○ 馬連6.0倍
 阪急杯      ×
 高松宮記念    ×
 毎日杯      ○ 馬連20.2倍
 桜花賞      ○ 馬連6.2倍 トリガミ・・・
 皐月賞      ×
 天皇賞・春    ○ 馬連68.1倍
 NHKマイルC  ○ 馬連11.7倍


という感じで、まるで当たらなかった昨年(泣)とはえらい違いです。
いつまで続くかわかりませんが引き続き馬連中心で予想していきたいと思います。
ただ今回のヴィクトリアマイルは馬連に加えて3連複を買おうと思います。


■東京11R ヴィクトリアマイル(G1)


単勝オッズをみていると、どうやらブエナビスタとアパパネの2強の様相。
ただし、その2頭でもブエナのほうにより多くの期待が寄せられている状況。


世間の見方は、


ブエナビスタ>アパパネ>>>>>その他の馬


といったところ。
ただ、私からすると


ブエナビスタ>>>>>アパパネ含むその他の馬


と思える。
アパパネは牝馬3冠という輝かしい戦跡を残してきた馬。
もちろん強い馬であることに異論は無い。
ただ、3冠とも前哨戦では厳しい戦いを強いられ、本番も薄氷を踏みながらの
勝利と思えるし、その僅かの差で倒してきた馬たちのその後のレース振りを
みると世代のレベルが相対的に低い気がしている。


アパパネは牝馬3冠でありながらエリザベス女王杯では3着に敗れている。
ブエナビスタやウォッカみたいな馬がいないかなり手薄なメンバー構成で連対すら
できずにいたあたりもその考えを助長させた。


そして前走のマイラーズC。
世間では休養明けにしては4着とそれなりにまとめて高評価というところのようだが
東京新聞杯1着で余力のあまり残っていないスマイルジャックや落ち目のショウワモダン
と同タイムの入線となっている。
確かにあの展開でよく差をつめてきたと言えるし、牡馬相手なのでがんばったと評価も
できようが、牝馬3冠の実績には少し釣り合わない気がした。
ようは、4歳になっての成長度に疑問を感じたというところだ。


というわけで、ブエナからはだいぶ離れた、そして他の馬とはそんなに実力差は
ないという見解に至った次第だ。


さて、ではその他の馬たちだが、このヴィクトリアマイルにはアパパネと同世代が
12頭も出走してきている。
この中から買いたい馬をピックアップするとすれば、重視したいのは、前述のアパパネ
のところで書いたことの裏返しになるが、いかにクラシックの後に成長できたか、
つまり「成長度」だ。


アパパネはその成長度に疑問を感じたを書いたが、逆に大いに成長を遂げた馬がいる。
レディアルバローザだ。
そもそも昨年の桜花賞では◎を打った馬でその能力を高く買っていた。(結果は11着惨敗・・・)
ここにきて馬体重が増え、それにつれて成績があがってきた。
馬体が増えながらの成績上昇は本格化の証と思っているので、いい傾向だ。
いい枠に恵まれたし、鞍上は牝馬と相性のいい福永。4歳ではこの馬に一番期待したい。


他では、牡馬に混じっても大きく崩れず、牝馬限定線ではきっちり馬券圏内に突っ込んで
くるアンシェルブルー。
人気はないようだが相手が強化されても相手なりに走るタイプではないだろうか。


ディアアレトゥーサは福島記念で牡馬に混じって2着。
前走の敗戦がイマイチ不可解だが能力的には4歳ではそん色ないと思う。
大きく人気を落としているだけに楽しみ。


あとは基本的に堅実がけのエイシンリターンズ。東京でレディアルバローザを破っている。


さて、4歳勢はそんなところだが問題はブエナビスタ。
実力的には1枚も2枚も上。
単勝1倍台も納得。
ただし、1600Mは本質的には少し短い印象。そこに付け入る隙があるかもしれない。


馬券はブエナの敗戦も考慮してレディからも買いたい。
ブエナビスタ-アパパネの組み合わせは来たら仕方がないと割り切って買わない。


 ◎ブエナビスタ
 ○レディアルバローザ
 ▲アパパネ
 △アンシェルブルー
 △ディアアレトゥーサ
 △エイシンリターンズ

 (買い目)
  馬連 ⑬-④⑤⑪⑭(4点)
     ④-⑤⑪⑭⑯(4点)
  3連複2頭軸流し ④⑬ー⑤⑪⑭⑯(4点)


う~ん、ちょっとひねり過ぎですかね・・・。(笑)










 

まるでピンとこないNHKマイルC

2011-05-08 | 競馬予想





NHKマイルカップは非常に難解ですね。
そのわりに当たったときの配当が低そうなレースで、あまり力が入りません。
まだまだG1は続きますし、今週は控えめに馬連BOXで攻めてみようかと思います。


■東京11R NHKマイルカップ(G1)


前が速くなると言われるレースほど意外と落ち着いた流れになったりするもの。
その意味では、前々での大波乱の決着も考えれないわけではないが、その流れと
決め打ちしたところで「じゃあこの馬」となるような馬がいない。


前走、桜花賞で狙ったフォーエバーマークが出てきているので、気にはなるが
距離実績が無い馬が好成績を残せないレースでもあるし、前回が絶好の競馬で
5着が精一杯だったあたり、1600Mはギリギリなのかもしれない。
府中マイルは1600Mがギリギリという馬には厳しい舞台。
これできたら悔やんでも悔やみきれないが、ここはデータに忠実にいってみたい。


今回は過去の傾向から絞り込んだ4頭のBOXで。
特に、過去の成績の割りに人気がかなり落ちて期待値が高いプレイには
がんばって欲しいところ。


(買い目)
 馬連BOX ⑧⑬⑭⑰



※にんじんさんへ
 にんじんさん待望の!?矢作厩舎、3頭だしですね!!
 矢作調教師も相当力が入っているみたいですし、海外まで視野に入れている
 とすれば負けられない戦いといったとろでしょうか。
 応援力ははいりますね!!
 








 

低評価を覆し

2011-05-02 | 競馬回顧





ヒルノダムールが低評価を覆して勝利した天皇賞・春でした。
あまり深く考えずに買ったのですがラッキーでした。


天皇賞・春 馬連68.1倍



しかし出入りの激しい競馬でしたね。
明暗を分けたのは気性でしょうか。
あのスローペースに我慢ができずに引っかかってしまった馬と、しっかり
折り合っていた馬。


気性もさることながら、ヒルノダムールもエイシンフラッシュも鞍上がほぼ
固定されていたことも大きいと思います。


反対にトゥザグローリーは名手といえどもテン乗りの四位騎手。
もちろんこれがすべての原因ではないのでしょうが、外国人騎手を乗せまくる
厩舎にといっては、ひとつの課題なのかなと思いました。


藤田騎手や福永騎手、そして佐藤哲騎手などは厩舎と一丸となって馬を
調教のときから育て、レースに臨む。
そういう印象があります。


以前のように厩舎べったりではなく、牧場や育成馬、離れたトレセンなどで
馬を鍛えていく今の流れはシステマチックでメリットも大きいのだと思いますが
すぐそばでレースに一番近いところにいるジョッキーと厩舎がこのような
形で一頭の馬にかかわっていくというのは、それはそれでメリットが非常に
大きいのかなと思います。
古きよき競馬・・・メジロの解散で感傷的になっているせいもありますが、
そんことを感じた週末でした。




※バッシ~さんへ
 お返事遅れてすみません。
 携帯からの投稿で、コメントを見れてませんでした。
 終わってみれば、バッシ~さんが仰っておられた中では「白の枠」
 がやってくれたという形でしたね!!


※にんじんさんへ
 お返事遅れてすみません。
 メジロブライトの「不器用さ」。
 すごく納得の表現ですね。(笑)
 なんだか自分が買ってるときにはまったく走らず、見切ったときに
 強い走りを見せる馬だったような記憶があります・・・。
 結局私にとっては強いか弱いかよくわからないままでした。


※takenaoさんへ
 ナムラ、かなりがんばってくれてましたね!
 前走といい今回といい、馬が少し変わった感じがします。
 引き続き狙って面白い馬かなと思いました。