異文化異聞記

異文化に絡んだつれづれをつづる記録。

原付の廃車

2010-06-26 23:20:01 | Weblog
3月末に引っ越していったソフトイスラムのD男子がある日現れた。
引越しのときとは全く様相が違い、とてもリラックスしている。
「なんとか口頭試問が終わりました。3時間質問攻めに合いましたが大丈夫そうです。」
ぐえー3時間かよー。でも、それってもしかして君が自分で話を長くしてないかい??

最初お掃除のおばさんと別棟の担当の女性がいたのだが、話が展開するうち二人とも勤務時間が終わり姿が消え、彼の話を聞いていたら既に1時間経過。
そう、彼は話が長いのだ。

Ms.Aによればアラブのコミュニケーションには時間の観念がないとか。ひざを突き合わせ延々と話をし続けるのが彼らのスタイル。ただし、彼と話すときは立ち話に留めている。座ったら最後いつ話が終わるかわからない恐れがあるからである。立ち話であれば、相手も人間。自然に疲労してくるので会話も自然に終わる。

この彼がなぜか引越しの際、自賠責の切れた原付を駐輪場に置きっぱなしにしていった。
メールを入れていたが、卒論や口頭試問で引き取りにこれないでおり、はや6月。
15年前の年式で、バイク買取の店に電話をして来訪してもらったところ、古すぎて価値全く無しなのでこのバイクのために戻ってくる気にはなれない。引き取りと廃車処理は無料でやりますから今即決してくださいと詰め寄られた。

本人に電話をすると、以外にも料理教室の準備中。はて、なんでそういうことする時間はあんのさ?
「1日か2日時間いいですか?」
「はい。」時間を要するってなんで二日も?

時間が要ると本人がいっていると告げたときの
引き取りやさんの能面のような顔は相当不機嫌だったけど別にやっぱ自分の物じゃないし即決できないし。不機嫌な顔をされてもね。こちらももう責任外の雑用だし。

やっぱりタダでいいから廃棄してほしいですと1週間後にメールが来た。
遅いんだよー。判断。えーい最初からやり直しじゃ。


最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。